お金の話

イラスト分野でのストック型ビジネスの種類についてまとめてみた

この記事の解説事項
・「ストック型ビジネス」とは?
・イラスト分野におけるストック型ビジネスには何があるの?
・ストック型ビジネスを行うにあたっての注意点

かげひと
かげひと
こんにちは!イラストレーター
無印かげひと(@kage86kagen)です!

今回は「イラストレーターの収入やお金」に関する話になります。

イラストを描いて収入をもらうイラストレーター」という職は、実は想像以上に稼ぐのが大変です。特に会社勤めではなくフリーランスとして働く場合、毎月決まった日にお給料をもらえる会社員とは違って、自分の働き方次第で収入が激しく変動します

コーヒーさん
コーヒーさん
連載を持っている漫画家や、雑誌の表紙を手掛けている専属イラストレーターならまだしも、継続的なお仕事を持っていない人だと収入が安定しなくて大変だよね。
ワインさん
ワインさん
ただ、連載のお仕事を持っている人であっても、雑誌の打ち切りなどが突然決まったらその時点で安定した収入は得られなくなりますからね…。

収入が不安定であるイラストレーターの多くは、会社員の平均収入を下回る収入額の方が多いのではないでしょうか?現在イラストレーター2年目である私も、余裕のある暮らしはまだまだできそうにない状況です。

イラストレーターとして働いているけれど、まずは月の生活費を余裕で支払えるぐらいの収入が欲しい…!という方には、普通のイラスト依頼をこなす以外に「ストック型ビジネス」をコツコツ育てていくことをおススメします。

ということで、今回は「イラスト分野でのストック型ビジネス」についての説明と、この働き方にはどんな手段があるのかをまとめてみました!

  • イラストレーターとして食べていくのがキツい!稼ぎに限界がある
  • 「ストック型ビジネス」で不良所得を手に入れたい
  • 「ストック型ビジネス」と「フロー型ビジネス」を両立させたい

などなど、主に個人イラストレーターとして活動している方向けの話になります。ぜひ参考にしてみてください!

ストック型ビジネスとは?

まずは、「ストック型収入」についての説明をしたいと思います。

働いてお金を貰う方法というのは、ただ単に「会社に行って働いて、ノルマをこなして給料をもらう」…といった方法だけではありません。実は、一括りできないほど様々な働き方があります。

コーヒーさん
コーヒーさん
農家だったら、野菜を作って直売店で販売したり、野菜を漬物にしてそれを通信販売したり…っていう働き方の手段があるよね。

イラストレーターの主な稼ぎ手段はもちろん「絵を描く」というのがほとんどですが、その働き方をさらに細かく見ていくと、書籍の表紙を描いて収入をもらったりあらかじめ描いたイラストをネット上で永久的に販売したりなどというように、実は多種多様な働き方があります。

上記のような「働き方(ビジネスモデル)」というのは、主に2つの考え方に分けられています。

一つは「フロー型ビジネス」と呼び、
もう一つは「ストック型ビジネス」と呼ばれています。

先ほどの例に当てると、

  • 書籍の表紙を描いて収入をもらう」働き方が「フロー型ビジネス」、
  • あらかじめ描いたイラストをネット上に投稿し、永久的に販売」することを「ストック型ビジネス

…と呼びます。

フロービジネスとは、言葉そのままに「一度商品やサービスを売ってしまえばそこで終わってしまうビジネスのこと」をいいます。

一方、ストック型ビジネスは、仕組みやインフラを作ること(定額サービスの提供)によって継続的に収益が入るビジネスモデルのことをいいます。

音楽動画の配信サービススポーツジム代レンタルオフィスなどがその一例です。

売り切り型ビジネスと比較して、仕組みづくりや顧客獲得に時間や労力がかかる場合が多い一方で、定期的な収益が見込める点が異なります。

引用元:KINCHAKU(https://www.kinchaku.com/blog/flow-stock-business)

フロー型ビジネスその都度商品を販売する働き方
ストック型ビジネス一回きりの販売ではなく、継続的に収入を得ることが出来るような仕組みを作る働き方

実は、ストックイラストも「ストック型ビジネス」の一つに分類されます。
(ストックイラスト:自分が描いたイラストを専用のサイトに登録しておき、そのイラストが販売されたら報酬が貰えるビジネス)

ワインさん
ワインさん
こうして見ると、ひとえにイラストレーターといっても様々な働き方があるんですね。

イラストレーターは収入が低め…

ここでちょっと悲しい話をするのですが、イラストレーターの収入は昔から割と低い傾向にあります。なんでも、正社員の平均収入よりも数十万円低いんだとか…。

平均年収ランキング(平均年収を検索)(公開日:2020/12/7)

全業種の平均年収:409万円
イラストレーターの平均年収:336万円

引用元:doda(https://doda.jp/guide/heikin/search/)

かげひと
かげひと
数値で見ると現実感が増しますね。

イラストレーターが高収入を目指す事自体が難しい世の中。そんな中で収入を上げるための手段として、「そんなの、たくさん仕事を受ければいいじゃないか」と考えている人もいるかもしれませんが、はっきり言うと個人のイラストレーターでたくさんの仕事を受けるには限界があります。

コーヒーさん
コーヒーさん
絵を描くというのは時間がかかるからね。手が4本あったり、脳があと2,3個多ければ、たくさん仕事出来たのになぁ。
ワインさん
ワインさん
まるで妖怪みたいですね。

少々寂しい話をしてしまいましたが、イラストでより多くの収入を得る方法としては、超売れっ子イラストレーターになってイラストの単価を上げていく他に、「ストック型ビジネス」の働き方も組み込んで、イラストが勝手に働いてくれるような仕組みを作ることが大事になってきます。

超売れっ子イラストレーターになるには、時代の流れ画力、絵柄、果ては「」要素も絡んでくるので、すぐに超売れっ子イラストレーターになって高収入を目指すことは、現実的ではありません。

そのため、フロー型ビジネスで知名度をコツコツ上げつつ、ストック型ビジネスを育てていくことが月の収入を少しでも増やすための手段となります。

実はイラストはストック型ビジネスと相性がいい

イラスト業界におけるストック型ビジネスというのは、主に「あらかじめ描いていおいたイラストをネット上で販売」したり「自分イラストでグッズ化して販売」したりすることが主流になると思われます。

イラストを売るための販売手続きや準備さえ整えてしまえば、後は購入してもらい売り上げが入る…といった流れを構築することが可能です。

かげひと
かげひと
そういった点から、イラストレーターはある意味「ストック型ビジネスと相性が良い」と言えるかもしれません。

ストック型ビジネスに行うために必要なものは、もちろん自分のイラストが不可欠です。逆にこれさえ用意しておけば、後はイラストたちが出稼ぎに行ってくれます。

他の業種の場合だこういったストック型ビジネスを行うには中々難しいですが、ことイラストに関してはストック型ビジネスと相性がいいため、通常のお仕事をやりつつ、ストック型ビジネスようのイラストやグッズを作る→完成出来しだい販売準備…といった流れ作業が出来やすいです。

ワインさん
ワインさん
ペイントソフトで描く方の場合は、野菜やお菓子などの「実物」を販売する事とは違い、在庫を抱えることもありませんからね

イラストに関するストック型ビジネスの種類

さて、ここまでは「イラストで収入を得るための手段として、ストック型ビジネスという働き方もあるよ!」と説明してきましたが、具体的にどのような働き方や手段があるのでしょうか?

そこで、イラストに関する「ストック型ビジネス」が見込めるサービス等について、ざっくり簡単にまとめてみました!

  • ストックイラスト
  • LINEスタンプ
  • BOOTH
  • PIXIV FANBOX
  • NFT
  • オンラインサロン
  • ブログ
  • 電子書籍

ストックイラスト

イラスト素材・ベクター素材のピクスタ

やり始めやすさ ★★★
稼ぎやすさ ★☆☆

このブログの愛読者なら何度も見かけているストックイラストという言葉。言わずもがな、イラスト業界において有名なストック型ビジネスの働き方の一つと言えるでしょう。

ストックイラスト」というのは、ストックサイトという「写真やイラストの素材」を販売しているサイトに自分のイラストをあらかじめ投稿していき、そのイラストの「利用料サイトによっては「著作権料」)」を購入されることによって、報酬が発生する仕組みのサービスを言います。

  1. 自作のイラストを投稿しておく
  2. サイト側の審査後、ネット上で販売
  3. イラストを必要としている購入者が買う
  4. 購入額の何%かが収入として手に入る

ストックサイトで有名どころのサイトというと、「PIXTA」や「Adobe Stock」、「イラストAC」といったサイトをよく聞きます。

自分が描いたイラストをサイトに投稿し、購入されて収入になる…。「なんだ、簡単そうじゃん!」と、思われがちですが、誰しもがイラストを登録さえすれば収入も見込める…というわけではありません。

ストックイラストで収入を得るためには、ある程度のイラスト枚数と、かなりの期間が必要になります。また、年々ストックサイトにクリエイター人口は増加傾向にあるため、ある程度戦略を立ててイラストを制作&販売していかないと、既存のストイラ達に埋もれることになります。

いかにして購入してもらえるか」といった買い手の目線でイラストを描く&投稿していかないと、思うように収入には繋がりません。

とは言いつつ、比較的誰でも始めやすいストック型ビジネスですので、ぜひ挑戦してみてください。

LINEスタンプ

やり始めやすさ ★★☆
稼ぎやすさ ★☆☆

もはやほとんどの人が使用しているであろうアプリ「LINE」ですが、LINEで会話をする際に何かと便利なのが「スタンプ機能」ですよね。このスタンプは、自分自身がスタンプ販売者になることが可能です。

LINEでスタンプを販売するためには、制作ガイドラインを守った内容のイラストで、

  • スタンプ画像(最大40個登録できる)
  • メイン画像 1個
  • トークルームタブ画像 1個

最大で42枚ほどのイラストが必要になります。

これらのイラストを準備し、LINE側で「審査(販売基準を満たしているかどうか)」が通れば、晴れてLINEスタンプを販売することが可能です。

LINEスタンプを購入する人は想像以上に多く、LINEスタンプを登録&販売するという稼ぎ方も「ストック型ビジネス」として見込めるでしょう。

しかも気になる売り上げについてですが、スタンプ販売数のランキング上位を除いて見ると、売り上げ額がかなり高い方もいるみたいです。LINEスタンプの売り上げだけで生活できるほどの金額を手に入れている方もいました。

しかし、これはあくまで販売上位のクリエイターのみ。こちらも同様に今やLINEスタンプクリエイターはたくさんいるため、登録してからすぐに売り上げに繋げるためには、ある程度の知名度が必要だったり、とびっきりの運が無い限り難しいと思われます

また、スタンプが売れた時の「分配(収入)」についても少し低めだと感じています。

AppleやGoogleなどの手数料30%を除いた売上の50%がご登録の口座に振り込まれます。(2021年9月7日現在の表記)

引用元:LINE CREATORS MARKET(https://creator.line.me/ja/howto/)

コーヒーさん
コーヒーさん
…なんだかややこしい書き方だね。つまり、売り上げ金を100%として、そこから手数料30%を差っ引かれ、残った70%の半分(つまり50%)が手元に来る…ってこと?
かげひと
かげひと
例えばの話、100円の売り上げがあったら、まずは30円が手数料として取られ残った70円をLINEとクリエイターで半分こするので、実質45円が手取りといったところでしょうか。

こういったサービスを介して販売すると「手数料」というのがつきものになりますが、結構徴収されるみたいですね。

余談ですが、私も2013年頃に興味本位でLINEスタンプを制作した時期がありました。ただ、この頃から既にLINEスタンプのクリエイターが多かった上に、スタンプを40個も作るというのが意外と大変だったため、途中で挫折した経験があります。

無名イラストレーターの方がLINEスタンプを販売する時は、予想以上に売り上げが無くて落ち込むかもしれません。ただ、何かをきっかけに自分のスタンプがブームを起こす可能性もあります。

普段からLINEを活用している方であれば制作にとっつきやすいと思うので、こちらもおススメです。

BOOTH

やり始めやすさ ★★★
稼ぎやすさ ★★☆

BOOTH」というのは、お絵かきSNSサイトpixivで有名な「ピクシブ株式会社」が運営している「創作物の総合マーケット」、いわば「グッズ販売」が手軽にできるサービスサイトです。

自分のイラストで制作した缶バッジTシャツ、なんと自作のゲーム等も販売することが可能です。管理人もグッズで何度か利用したことがあります。

自分の物販ブースをネット上に作成できるため、ファンが好きな時間に購入してくれるストック型ビジネスの収入としても期待できます。

また、売り上げに際しての「手数料」についても良心的です。グッズ売り上げ金額から「サービス手数料(5.6%+22円)」が差し引かれて、なんと売り上げの90%以上を受け取ることが可能です。

コーヒーさん
コーヒーさん
すごい良心的!
ワインさん
ワインさん
確か2020年8月26日にこの手数料に改訂になったんですよね。その前はもっと安く「3%台」でした。

参考サイト「【BOOTHチームからの大切なお知らせ】決済手数料の変更について」(BOOTH)

しかもBOOTHの良いところは、同系列の「pixivFactory」でグッズを制作し、そのままBOOTHで販売することも可能です。さらにpixivFactoryで作ったグッズを会社の倉庫に置かせてもらうこともでき、自分の家にグッズを置いておく(在庫を抱える)必要はありません。(ただし、保管して管理してもらうための「倉庫代」は徴収されます(たしか月1,000円)くらい)

それ故にBOOTHの欠点を上げるとすれば、自分の手で制作したグッズを販売する時は、自分で購入者への発送手続きをしなければいけないところが、唯一手間がかかるところだと言えます。この部分は他のグッズ系サイトでありがちなので、慣れている方なら苦ではないかもしれません。

BOOTHはアイデア次第で無限大の可能性がありますので、上手く利用すればストック型ビジネスとして有効活用できるかもしれません。

PIXIV FANBOX

やり始めやすさ ★★☆
稼ぎやすさ ★☆☆

こちらもpixivの系列サイトになります。PIXIV FANBOXというのは、いわゆる「好きなクリエイターを支援できるコミュニティサービス」です。

クリエイターが定めた支援金(月額100円~10,000円まで設定可能)を購入者が支払い、そのかわりにクリエイターはメイキング画像の公開自作のブラシを販売する…といった有益なサービスを提供するのが一般的です。

イラストレーター、特に漫画やアニメ系のイラストを描く方の利用率が高く、2021年1月時点でクリエイター登録数が12万人を超えています。

かげひと
かげひと
ちなみに、PIXIV FANBOXそのものを利用しているユーザー数は780万人です。

今年で3周年を迎えるサービスですが、昔はこういったようにクリエイターを気軽に支援するサービスが存在していませんでしたので、とても画期的なサービスだと感じています。

コーヒーさん
コーヒーさん
クリエイターとファンの間がグッと近くなるサービスだね

支援金をもらえるのは本当にありがたいことですが、ファンに支援をしてもらうからには、クリエイター側もそれなりの「サービス」を提供するのが筋道です。

先ほどのように限定ブラシを公開したり、FANBOX支援者限定のイラストを提供したりなど、相手に喜んでもらえるサービスや情報を積極的に提供していきましょう。

NFT

やり始めやすさ ★☆☆
稼ぎやすさ ★☆☆~★★★(未知数)

今年に入ってから日本国内で認知度を広めている「NFT」も、ストック型ビジネスと一つになり得ます。この「NFT」というのを端的にざっくり説明すると、「この世に1つしかないデジタルデータ」という意味になります。

例えば、「世界に一つしかないモナリザの絵」、「世界に数個しかない野球選手のサインが入った野球ボール」、こういった物の「デジタルデータver.」みたいな感じです。

これを「NFT化(デジタルデータに”シリアルナンバーみたいな証明を付ける事”)」することにより、唯一無二のデータとなります。そのデータをオークションにかけたり、投資家に気に入られて買ってもらったりする文化を、ひとくくりにNFTと呼ばれています。

このNFTは時には思いもよらない額で売れることもあり、日本人クリエイターでも「動画作品が約1,000万円で売れた!」というような夢のような出来事が実際に起きています。

かげひと
かげひと
一見、どちらかというとフロー型ビジネスのようにも思えますが、将来的にストック型ビジネスも期待できる代物です。

なぜかというと、NFT化されて購入者に買われたイラストデータは、購入者の意志によって「転売」することが可能です。この転売をする際に転売した時の料金の何%かを、NFT化した本人も受け取ることが可能だからです。(※これはNFT販売サイトによって異なります)

コーヒーさん
コーヒーさん
転売された時の金額の何%かが、NFT化(クリエイター側)した本人にも振り込まれるのか!すごいね!
ワインさん
ワインさん
古本屋に本を売りに出しても著者には一銭も入りませんが、NFTだとそれが可能なんですね!

しかし、NFTという文化は世に出てからまだまだ日が浅いですし、稼げるかどうかは本当に未知数です。このビジネスも”有名”か”無名”かで状況が異なりますが、無名クリエイターでも将来有名になれば作品自体の価値が上がる可能性があります

数年後には高値で売買され、その何割かをもらうことができる事も考えられます。NFTは今後も盛り上がっていくと思われるので、今のうちに勉強しておくのもいいかもしれませんね。

かげひと
かげひと
どちらかというと「アーティスト気質のイラストレーター」に合いそうなビジネスですが、今後どうなるかはまったくの未知数です。興味のある方は、ぜひ調べてみてください。

オンラインサロン

やり始めやすさ ★☆☆
稼ぎやすさ ★★★

オンラインサロンというのは、サロンに入会した会員が月額でお金を支払いサロンの主催者は対価として限定イベント講座を行ったり、有益なコンテンツを提供したりする仕組みの事を言います。いわば「コミュニティ」です。

2020年に入ってからはご時勢もあり、急速に普及しています。このサロンの内容は、動画編集講座プログラミング講座、果ては「お金持ちになるための講座」などなど、本当に様々なコンテンツが存在します。

イラスト業界においても、オンラインサロンを立ち上げている方は結構いるようで、

  • イラストが短期間で上手になるための講座
  • プロのイラストレーターに添削してもらう講座
  • 雑談しながらみんなでわいわいお絵かきかいサロン

などなど、様々な内容を提供したりなどしてコミュニケーションを図っています。

当然、会員数が多ければ多いほど収入も増えますので、ストック型ビジネスとして期待できます。また、サロン主催者としては教える側に立つことにより、今まで培ってきたイラストの知識をアウトプットすることが可能です

かげひと
かげひと
知識をアウトプットすると、その知識はより自分に浸透しやすくなります。

ただし、サロン主催者として運営していくにあたっての注意点としては、「嘘情報や誇張表現を絶対にしてはいけない」ことを厳守しましょう。現に、昨年からはオンラインサロンによるトラブルが急増している状況です。

やはり、オンラインサロンのトラブルは増えていた!「300万」「500万円」出資の被害相談も。

オンラインサロンは実際に入ってみないと、その内容がわからないことが多く、入るきっかけとなった広告に嘘があったり、入会時に伝えられていた内容とサロン内での情報に大きな乖離があり、トラブルになります。

やっかいな点は、後から解約しようとしても、自分でネットから申し込んでいるので特定商取引法における、無条件で解約できるクーリングオフが効かないところです。

引用元:YAHOO!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/byline/tadafumiaki/20210213-00222278)

主催者側としてオンラインサロンを始めようとしてる方もそうですが、サロンに加入しようと考えている人目的のサロンの内容についてよく吟味した後、加入するかどうかを決めた方が良さそうです。

ブログ

やり始めやすさ ★★★
稼ぎやすさ ★☆☆

ブログで収入?と思う方もいるかもしれませんが、ブログを有効に活用することで「ストック型ビジネス」の収入を見込める場合があります。

かげひと
かげひと
ブログで稼ぐ仕組みについて説明すると、ブログ内に企業の広告バナー等を組み込み、ブログを訪問した方がそのバナーをクリックorバナー先の商品を買うことで、売り上げの何%かが自分にも入る…というのが「ブログで稼ぐ」仕組みになります。

ただし、紹介しておきながら言うのもなんですが、注意して頂きたいのは「イラスト情報をメインにしたブログストック型ビジネスとしてあまり相性が良くない」事です。

例えば、

  • 家電情報×ブログ
  • クレジットカード×ブログ
  • 化粧品×ブログ

上記のコンテンツとブログを組み合わせた場合、記事を読んで納得した方が「商品」を買ってくれる可能性がありますが、イラスト×ブログの場合は他のジャンルと比べると紹介できる物の数が極端に狭まるため、ブログでの大きな収入というのはあまり見込めません。

イラストに関連する商品を紹介するとなると、「イラストに関する書籍」や「作業環境に関する物(ペンタブやモニターなど)」といったものぐらいしかありませんからね。

長年イラスト情報サイトを運営している他の方も、年収入がやっと1万円を超えた、という方が多いみたいです。

かげひと
かげひと
現に、こちらのイラスト情報サイトかげひと絵のブログ」の過去1年間の収入は、1万円でした。
コーヒーさん
コーヒーさん
1年間運営して収入1万円かぁ。無理してブログ運営をするぐらいなら、別のストック型ビジネスに力を入れた方が良さそうだなぁ…。

ブログで収入を上げるためには多くの訪問者に見てもらう必要があります。そのためにもも、ブログのターゲット層はどこなのかターゲットはどんな情報を知りたがっているか…などについて、常に研究しながら記事を制作していく必要があるため、かなりの作業時間が取られることとなるでしょう。

他のストック型ビジネスと比べるとかなり地道な歩みにはなりますが、自分が得た知識を見返す利点もありますので、文章書きが得意な絵描きの方にはおススメのコンテンツです。

電子書籍

やり始めやすさ ★★☆
稼ぎやすさ ★★☆

電子書籍もストック型ビジネスになり得るコンテンツです。

電子書籍の出版」と聞くと、個人で出版するにはとてもハードルが高く、著名人や有名人、もしくはお金がある程度準備していないとできない…。

といったイメージがありがちですが、近年は出版の敷居がかなり下がり個人でも無料で電子書籍化することが可能となっています。例えば、Amazonの電子書籍ストア「kindle」を覗いて見ると、個人で出版している方がたくさんいらっしゃいます。

かげひと
かげひと
専門の業者に依頼して電子書籍化をする場合、それなりの予算が必要になります。さらに「挿絵」も入れたい場合、イラストレーターの人件費もかかります。

自分で編集た電子書籍をネットストアに並べておくだけで、気になった人に買ってもらう→「ストック型ビジネス」として繋げることも可能です。

また、”電子”書籍ですので絶版になることもありませんし、出版に当たっての費用は0円で済みます。(挿絵が必要な場合は自分で描けますので、外注する必要もありませんしね。)

ただし、書籍を買ってもらうというのはブログで商品を買ってもらう以上に難しいと思われます。買ってもらうためには、当たり前ですが書籍の内容も充実させる必要があります。

書籍販売でよく失敗しがちなのが、タイトルと内容の相違です。「これを読めばあなたも神絵師!」というタイトルに対し、肝心の中身がタイトルと違う内容、もしくはすっかすかな内容を販売してしまうと、その本に対する評価も下がることになります。

ワインさん
ワインさん
購入者の多くは、口コミで購入するかどうか判断しているそうです。

そう聞くと、電子書籍化にあたってのストック型ビジネスはハードルが高そうに見えますが、出版という経験をすること自体がとても有意義になると思われますので、こちらも挑戦してみてはいかがでしょうか?

ストック型ビジネスの注意事項

さて、ここまではストック型ビジネスとして期待できる様々な稼ぎ方、サイトについてを載せてきました。

最後に、このストック型ビジネスについて全体的な注意点をお伝えしますが、どれもすぐに収入に繋がらないことだけ胸に留めておいてください。

こういった「コツコツ努力タイプ」のコンテンツに取り掛かるにあたり、「よし、最初の1ヶ月で20万円を手に入れるぞ!」や、「ストックイラストを毎日100枚投稿すれば、すぐに収入になるのでは!?」と思って、ガツガツ頑張る方もいます。

ですが、ストック型ビジネスが収入に繋がるためには、どうしても「ある程度の時間」が必要です。こういった働き方で短期間の収入を得ようと考えている方には、ストック型ビジネスという働き方自体をあまりお勧めしません

さらに、短期間で成果を上げようと頑張る人ほど息切れするのも早くなり、すぐに諦めてしまう方が多いです。

かげひと
かげひと
短期間で収入を得たいのであれば、フロー型ビジネスに全力投球した方がとても効率がいいです。

参考ですが、私は現在フロー型ビジネスを主流としつつ、ストック型ビジネスも育てている状況です。内容としては、

  • ストックイラスト(動画素材も投稿中)
  • ブログ
  • NFT

上記の3つを掛け持ちして育てています。
特にストックイラストにおいては開始して2年が経ちますが、1ヶ月の収入が約2万円を超えるところまでこぎつけました。初月の収入が100円だった頃と考えると、ストック型ビジネスとして大きく成長してくれたことに感動しています。

ストック型ビジネスが収入源になるには時間がかかるものの、将来的には家計を支えることができる頼もしい働き方です。将来、自分はどういった働き方で暮らしていきたいのかを考えた上で、ストック型ビジネスも取り入れていくかどうかを考えてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は「イラスト分野でのストック型ビジネス」ということについて説明しました。

世の中の働き方2つに分けるとすると、以下の種類に分けて説明されることが多いです。

  • フロー型ビジネス
  • ストック型ビジネス

ストック型ビジネス絵描き相性が良く自分のイラストと販売する環境さえ整えておけば、後は勝手に売り買いを行ってくれます

イラスト×ストック型ビジネスとしての働き方の例を挙げると、

  • ストックイラスト
  • LINEスタンプ
  • BOOTH
  • PIXIV FANBOX
  • NFT
  • オンラインサロン
  • ブログ
  • 電子書籍

上記のような働き方が存在します。

しかし、どの働き方にも言えるのが、すぐに収入に繋がらないことです。あくまでも将来を見越して収益を育てておくのがストック型ビジネスの特徴ですので、短期間で成果をあげたいのであればフロー型ビジネスに全力投球することをお勧めします。

将来を見据えて、ぜひストック型ビジネスにもチャレンジしてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは!