イラスト作業環境

絵描きさんにおススメ!長時間集中力が続く「ポモドーロ・テクニック」とは?

この記事の解説内容

・長時間イラストを描き続けたいけれど、集中力がイマイチ続かない…
・集中力を長続きさせる方法を知りたい!

かげひと
かげひと
こんにちは!イラストレーター兼動画クリエイターの
無印かげひと(@kage86kagen)です!

今回は「集中力の持続」に一役買ってでそうな方法についてご紹介します。

イラストや動画制作などの創作活動を行う時、みなさんはどれくらい集中力が続きますか?

人間の集中力が持続する時間は学者に見解によって幅はあるものの、大体45~90分まで持続するのだそうです。学校の1時限と同じぐらいの長さですね。

ただ、おそらく大半の方は45分も続かないかと思われます。「集中力がすぐに切れてしまう」、「もっと長い時間作業をし続けたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、イラストに限らず全てのクリエイターに教えたい「長時間集中力が続く「ポモドーロ・テクニック」」についてご紹介したいと思います。

長時間集中力が続かないと悩んでいるクリエイターは、ぜひご参考ください!

「ポモドーロ・テクニック」とは?

まずは、「ポモドーロ・テクニック」について説明したいと思います。

ポモドーロ・テクニック」というのは、「数十分作業を行う→数分間休憩をとる」のサイクルを2~4回ほど繰り返すことで、集中力の低下を防ぎつつ長時間作業を続けるための工夫の一つです。

広く知れ渡っている方法としては、25分作業を行う→5分間小休憩を挟む→これらを2~4回続けた後は30分ぐらいの長めの休憩を取る…といった方法が一般的です。人によっては1回の作業時間を短くしたり、5分休憩はあっても30分の長めの休憩を入れることなく続ける人もいます。

冒頭でもあげましたが、人間の集中力はもって45~90分ぐらいまでしか持続しないそうです。その上、実際には45分も持たない人も少なくないと思います。

コーヒーさん
コーヒーさん
学者によっては、「8秒で途切れる人もいる!」って言う人もいるよね。
かげひと
かげひと
「やる気は水物」ですからね。

創作活動をしている方は「集中力がずっと続けばいいのに!」と誰しも望んだことがあるかもしれません。集中力が続けば作業も捗り、絵を描く枚数が増えて上手くなったり案件のサイクルを早く回すことも可能です。

「何時間も集中力を続けさせる」、というのはなかなか難しい課題ですが、「数十分制作して数分休憩、また数十分…」といったルーティンであれば、割と簡単に取り入れることができるかもしれません。

ポモドーロ・テクニックは、長時間集中力が持たない人にこそ打ってつけの作業方法かもしれませんね。

具体的なやり方について

では、この「ポモドーロ・テクニック」のやり方について具体的に説明していきたいと思います。今回は世間で広く知れ渡っている方法を紹介しますので、やりづらかったら自己流でアレンジしても全然OKです!

  1.  まずは25分間、机等に向かって作業を行う
  2.  25分過ぎたら5分間休憩する
  3.  ①と②を2~4回ほど繰り返したら、30分ほど長めの休憩をとる
  4.  再び続けるもよし、切り上げるもよし、後はお好みでどうぞ

上記のような時間管理で作業を行うことにより、集中力を適度に保つことができるそうです。

まずは机や作業場などに向かい、25分間集中することを意識して作業に励んでみましょう!この作業時間中は無音でもくもく作業をするのもよし、作業用BGMをかけるもよし、Vtuberの配信動画をバックに作業をするなど、自分がやりやすい作業環境で全然構いません。とにかく25分間頑張りましょう。

かげひと
かげひと
そもそも、作業をやりたいけどやる気になれない…といった場合は、まずは小さな作業から始めてみるのもいいかもしれません。
ワインさん
ワインさん
「とりあえずペイントソフトを開く」、「とりあえず動画編集ソフトに楽曲データを取り込む」といった些細な事でも構いません!そこからとんとん拍子で作業をする気が起きるかもしれませんからね。

作業開始後25分を過ぎたら、5分間休憩です。「今順調でいいところだったのに!」と思っても、必ず作業を中断して休憩することが大事です。

こうすることにより、「早く作業の続きをしたい!」という気持ちを沸き立たせて、次の25分作業に臨むことができるからです。

もし机で作業をしている方は、休憩時に1回立つことを強くおススメします。立ちあがることで「休憩だ!」と意識的にも体感的にも感じる事ができますし、なんなら健康を保つ事もできます。

かげひと
かげひと
長時間座り続けると、血流が悪くなったりそれが悪化して「エコノミー症候群」になることもあり得ます…。

また、この5分間休憩は、それまでやっていた作業や仕事から極力意識を逸らすことがベストです。管理人を例にあげると、25分間イラスト制作を行い休憩を迎えたら、机から離れて漫画を1話読んだり、YouTubeで他の方が制作したMVなどを見たりしています。インプット作業にももってこいの時間ですね。

5分間の休憩が終わったら再び作業に突入しましょう。このルーティンを2~4回ほど繰り返したら、長めの休憩をとります。

以上が、ポモドーロ・テクニックの一般的なやり方になります。

作業効率が上がるポモドーロ・テクニックとは?その効果や実践方法を紹介!

ポモドーロ・テクニックとは、仕事や勉強のタスクを25分ごとに分割して、5分間の休憩をはさみながらきっちり決められた時間でタスクを実施していくという時間管理のテクニックです。

これを実施することで集中力が最大化し、生産性が大きく上がります。この1タスク25分間のことを「1ポモドーロ」と呼び、4ポモドーロごとに長めの休憩を入れることが推奨されています。

ポモドーロ・テクニックは、イタリアのコンサルタントであるフランチェスコ・シリロ氏により1987年に考案されました。当時大学生だった彼は、自分自身の集中力がなかなか持続しないことに悩んでいて、時間の使い方を見直してみたそうです。

引用元:マイナビジョブ20’s(https://mynavi-job20s.jp/howto/pomodoro_technique.html)

イラストレーターにおススメする理由

この方法は特にイラストレーターや絵描きさんにおススメできる方法です。

イラストを描く方は他の方よりも比較的集中力が長続きする方が多いとおもいますが、かといって続けて1~2時間作業をぶっ通ししてしまうと、さすがに集中力がどんどん落ちていくかと思われます。

そうすると、作業の意欲がだるだるになる、判断力が鈍る(「この色にするべきかどうか」や、「あれ、線が上手く引けなくなったぞ」etc…)といった事象が起こるようになり、結果的に良い作品が出来上がらない可能性にも繋がります。

そのため、数十分作業を行う、その後数分休憩を取る…というルーティンを取ることで、こういった事も防ぐことが可能です。

また、5分間の休憩を取ることにより、「自分の作品を客観的に見る事ができる目」を取り戻すきっかけにもなります。

コーヒーさん
コーヒーさん
これは、以前紹介した「イラストを寝かせておいた方が良い話について」にも通じてくる話だね。
  • 小休憩でリフレッシュを図ることが出来る
  • 集中→休憩→集中…のサイクルを繰り替えすことで、長時間作業をし続ける事ができる
  • 「自分の作品を客観的に見る事ができる目」を取り戻せる(例えば、左右の手を逆に描いていた…という間違いに気づきやすくなる)
  • 一度立ち上がって血流を良くすることが出来る

ポモドーロ・テクニックで作業を行うと上記のようなメリットがありますので、特にイラストレーターや絵師、絵描きさんにはおススメの作業方法になります。

時間を計る方法について

ところで、このポモドーロ・テクニックを行うための「時間管理の方法」はどうやればよいのでしょうか?

考えつきそうな方法だと、「スマートフォンに「25分」と「5分」のタイマーをセットしておく」という方法もありますが、機種によってはタイマーが発動した後再度設定し直さないといけません。

おススメの方法としては、「ポモドーロ・テクニック」ができるアプリを入れる(バックグラウンドでも作動してくれるタイプのアプリ)、またはweb上でポモドーロ・テクニックができるサイトを開いておくことです

こちらは「ポモドーロテクニック アプリ」、「ポモドーロテクニック サイト」などで検索をかけるとたくさん出てきますので、お好きなものをお選びください。

管理人が使用しているサイトは、「お便利ツール.com」で提供してくれている「ポモドーロ・テクニックタイマー」になります。

こちらは作業や休憩時間の変更もできる他に、作業開始や作業終了(休憩開始)の音が複数用意されているので、お好みの音を設定することが可能です。おススメのサイトなので、ぜひ利用してみてください!
ポモドーロ・テクニックタイマー→https://www.oh-benri-tools.com/tools/time/pomodoro

ちなみに、「ポモドーロ」はイタリア語で「トマト」を意味する言葉で、この方法を考案した方が学生時代に「トマト型のキッチンタイマー」を使用したことにちなんでつけられたそうです。

ワインさん
ワインさん
トマト型のキッチンタイマー…。なんとなく見たことがありましたが、ここから「ポモドーロ・テクニック」が発案されたんですね!

5分休憩には何をする?

最後に、5分間休憩の過ごし方の例を紹介したいと思います。休憩の仕方は十人十色だとは思いますが、「休憩の仕方について悩む!」という方は、下記の例を参考にしてみるといいかもしれません。

  • 漫画の1話を読む(1巻じゃないよ、1巻だと5分で読み終わらないよ…)
  • 軽くストレッチをする
  • 部屋の掃除をちょっとする
  • コーヒーを入れる
  • 5分で見れるYouTube動画を見る
  • ペットと戯れるetc…

管理人を例に出すと、作業終了のタイマーが鳴ったと同時に立ち上がり、パソコンの前で5分間立ちながら、インプットとなるイラストや動画をネットサーフィンします。

特にMVを見る事が多いのですが、MVの尺は大体3~5分のものが多いため、この休憩時間にぴったりのコンテンツですね。

ただし、少し前にも言いましたが、「休憩中は作業していたものに一切触れない!」ということを念頭に置きましょう。作業中の画面を一切見ないことで少しでもリフレッシュを図るのが狙いですし、「早く続きをしたい…!」という”焦らし”の気持ちを作ることができます。

作業の集中力が上手く続かない方は、この機会に「ポモドーロ・テクニック」を取り入れて見てはいかがでしょうか?

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、絵描きさんにおススメ!長時間集中力が続く「ポモドーロ・テクニック」とは?についてご紹介しました。

ポモドーロ・テクニック」というのは、「数十分作業を行う→数分間休憩をとる」のサイクルを2~4回ほど繰り返し、集中力の低下を防いで長時間作業を続けるための工夫の一つです。

具体的なやり方は以下の通りです。

  1.  まずは25分間、机等に向かって作業を行う
  2.  25分過ぎたら5分間休憩する
  3.  ①と②を2~4回ほど繰り返したら、30分ほど長めの休憩をとる
  4.  再び続けるもよし、切り上げるもよし、後はお好みでどうぞ

この作業時間割りは特に絵を描く方(イラストレーター、絵師、絵描き)にうってつけの方法で、

  • 小休憩でリフレッシュを図ることが出来る
  • 集中→休憩→集中…のサイクルを繰り替えすことで、長時間作業をし続ける事ができる
  • 「自分の作品を客観的に見る事ができる目」を取り戻せる(例えば、左右の手を逆に描いていた…という間違いに気づきやすくなる)
  • 一度立ち上がって血流を良くすることが出来る

…といったメリットがあります。

時間の測り方についてですが、ポモドーロ・テクニックが搭載されているアプリを使用するか、またはWeb上で設定できるサイトを利用した方がおススメです。そうすれば、スマホを占有することもありません。

みなさんもぜひ試してみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは!