この記事の解説事項
・ストックイラストを始めて1年以上or月の収入が1万円を超えたけれど、そこからさらに収入を上げていくための方法
・ストックイラストをコツコツ行うと、将来金銭面において必ず助けてくれる話
無印かげひと(@kage86kagen)です!
現在ストックイラスト活動を行っている方にご質問ですが、…月の売り上げはおいくらぐらいでしょうか?
管理人の話になりますが、2020年2月からストックイラストを投稿し始め、今年に入ってからも毎日コツコツ投稿してきました。
現在はクライアントワークも多くなり、数日に1枚程度しか作れなくなりましたが、今までの積み重ねもあってか少しずつ売り上げを伸ばしている状況です。
現在のストイラの売り上げですが、月1万円を切ることは無くなり、それどころかそろそろ「月2万円」の収入に到達しようとしています。
順調に不労所得を増やしていますが、月の売り上げが1万円を超えた今、ここからさらに売り上げを増やすためにはどうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、ストックイラスト中級者向け「ストックイラストの収入が「月1万円」を超えるようになり、さらに収入を増やす方法」についての話をしたいと思います。
- ストックイラストによる収入が月1万円を超えた方
- ストックイラストを1年間続けられた方
などなど、今回はストックイラスト初級者を脱出済みで、中級者付近を目指される方向けに特化した記事になります。
収入をより多く得るための方法や考え方を集めましたので、ぜひご参考ください!
もくじ
ストイラ1年継続or月収入1万円超えたらすごい

ストックイラストを続けて1年以上、または月収入1万円超えている人は、実は「すごい」と言える領域にいると思います。「え?たかが月1万円だけですごいって言える?」と思う方もいるかもしれませんが、ストイラで月1万円を稼げるということは本当にすごいことです。月1万円の重みを軽く見てはいけません…。
なんで「すごい」と言えるのかについてですが、まずはストックイラストの「ビジネスの仕組み」から説明したいと思います。
ストックイラストというのは、素材を投稿した翌日にドカンと収入が増える…というような夢物語はほぼありません。絵柄が世に知れ渡っているぐらいの有名なイラストレーターでない限り、まず皆無だと思ってください。
ただ、そんな無名なイラストレーターであっても、ストックイラストをコツコツ投稿していくことにより、少しずつではあるものの不労所得による収入を増やすことが可能です。
こういったビジネスモデルの事を、「ストック型ビジネス」と呼ぶそうです。
反対に、CDジャケットや書籍の表紙のように、描いて渡して「ハイ終わり!」といったビジネスは「フロー型」と呼びます。(一度サービスや商品を売ったら、そこで終わるビジネスのこと。)
ストックビジネスとは、簡単にいうと継続的に収益を得ることができるビジネスモデルのことです。
(中略)
この仕組みを初期の段階で構築することができれば、時間が経つにつれて企業の資産もだんだん積み上がっていくことになります。
引用元:サブスクストア(https://subscription-store.com/know-how/subscription/20190510/)
ですので、「はやくガッポリ稼ぎたいから、一気に作って一気に投稿するぞ!」という考え方で始める方もいますが、ストックイラストは「ストック型ビジネス」なので、すぐに売上が伸びるわけではありません。
ストックイラストに「フロー型ビジネス」を追い求めて始めた方は、理想と現実のズレにがっかりし、数ヶ月で辞めてしまう方も多いと思われます。
そう考えると、将来の資産としてストック型ビジネスを育てるために、1年以上もストックイラストを継続できるだけでも素晴らしいと思います。
ましてや、月1万円以上も稼げるようになれば万々歳です。1万円という区切りに到達することで制作意欲に拍車がかかり、「さらに頑張ろう!」という気持ちになることでしょう。
1年継続or月1万円以上稼げるようになったら、胸を張って「ストックイラスト中級者」と名乗ってもいいんじゃいかなと思います。
管理人が月1万円を超えたのはいつ?

ただ、ストックイラストで月1万円を稼ぐというのは簡単そうに聞こえますが、人によっては到達するまでの期間に差があるため、一概に簡単とは言えません。
管理人を例に出しますと、月1万円を超えたのは「ストックイラスト11ヶ月目」のことでした。他のクリエイターと比べてみると、おそらく平均よりも遅い方だと感じています。
ちなみに、もう少し詳しい状況を説明すると、下記のような感じになります。
- 月1万円を超えた時のイラスト登録数は、約3,500枚(1社につき)
- 登録しているサイト数を合わせての月1万円(当時は5社のストックサイトに登録)
- 11ヶ月目のこの記録は「12月」の時の記録。この期間は「年賀状フィーバー」なので、そのおかげもある。
- 案の定、翌月は「約9,000円ほど」の売り上げに落ち込むが、そのまた翌月からは1万円を切ることが無くなった。
人は皆、自分の売り上げと他の人の売り上げを比べたがるもの。ついつい管理人も比較してしまいますが、登録枚数が少ない上に短期間で1万円超えた…♡というクリエイターの報告をよく見かけます。悔しいですね。
これを聞くと、「私は1万円超えるまで遅かったな…」と落ち込む方もいるかもしれませんが、あくまでそういう方もいるよーっていう程度に捉えて頂ければと思います。
月1万円からさらに売り上げを伸ばすためには

さて、ここからは本題である「月1万円からさらに売り上げを伸ばす方法」の話に入りたいと思います。こちらは、実際に体験から得た考え方だったり、他のストッククリエイターの話などを参考にして考えた方法になりますので、参考にして頂ければ幸いです。
別のジャンルに手を出してみる

ストイラ継続1年以上、または月1万円を超した方だと、ある程度ジャンルを定めてイラストを描き続けてきた方が多いかもしれません。私も月1万円を超えるまでは、人物イラスト、特に介護系やオフィス系のジャンル重視して投稿し続けました。
ジャンル内を制覇することも一つの手段だと思いますが、ジャンル内の幅にも限界はあります。1万円収入という区切りを迎えたところで、違ったジャンルに挑戦してみるのも手ではないでしょうか?
管理には今年に入ってからは、「背景」や「フレーム」系のイラストにも挑戦してみるようになりました。
もともと背景が苦手で人物を描いていた口でしたので、制作に時間がかかることもありましたが、現在は背景イラストも人物イラストに負けないくらい売り上げがある状況です。
新しいジャンルに踏み出してみることにより、もしかすると今まで描いていたジャンルよりも絵柄の相性が良く、結果的に販売率が高くなるかもしれません。このように、別のジャンルに挑戦してみるのもありかもしれません。
年賀状素材にさらに力を入れる

ストックサイトでの一番の書き入れ時は、なんといっても「年賀状シーズン」です。ストックサイトで最も売り上げががある時期は10月~1月となっており、この期間には年賀状や年末年始系素材を求めてストックサイトを利用される方が多いです。
管理人も昨年「年賀状フィーバー」に初めて遭遇しましたが、普段と比べてかなり売り上げがあったので、今年は味を占めて3月から年賀状素材を制作しています(笑)
年賀状シーズンはいつも以上にストックイラストが売れる時期ですので、この時期に向けた素材を集中して投稿するのもいいかもしれません。
また、9月という早い時期から購入している人もいるようですので、8月から制作し投稿しておけば、9月の売り上げに間に合うかもしれませんね。
別のストックサイトに登録してみる

月1万円以上の売り上げを達成することができたら、他のストックサイトにも登録して、さらに売り上げを目指す方法もあります。
既に複数のサイトに登録している方は分かるかもしれませんが、ストックサイトによっては売れるイラストのジャンルも変わってきます。管理人の場合ですと、PIXTAは「人物と小物系が多め」、Adobe Stockだと「背景もの」、imagemartだと「医療系」が多くダウンロードされています。
ただし、この新しいストックサイトに登録するという方法は、「投稿作業」にかなり時間を要するため、既存のイラストを全て投稿する場合はある程度の日数がかかることを覚悟する必要があります。
管理人は2020年の6月末に新しくオープンした「imagemart」に新規登録を行いましたが、当時の素材数はおよそ1,000枚…。素材を投稿する時は面倒なタグ付け作業も入ってきますので、登録作業に丸々5日間かかりました。
別のサイトに登録することでさらなる収入アップを図ることができますが、この手段を取りたい方は「1万円超えたか超えていないか」に拘らず、素材数が少ない内に登録してしまうことをお勧めします。
動画素材にも目を向けて見る

イラストから飛躍した話にはなりますが、月の売り上げをさらに伸ばしていきたい方は「動画素材」も登録してみるのもいいかもしれませんね。
実写映像を投稿するのもありですが、現在実写動画系の素材はストックイラストと同じくらいかなりの数が投稿されているので、ストックイラスト以上に売り上げまでの期間が長い可能性があります。
そこでおすすめなのが、イラストやCGを活用した「2Dまたは3Dアニメーション系の動画素材」です。「イラスト×動画」の需要や可能性についてはこのブログでも何度かご紹介してきました。この先、2D系動画は実写映像にも劣らないほど需要が伸びると思われます。
ただ、こういった動画素材を投稿するためには、なんといっても動画編集ソフトのスキルが必須になります。動画編集をやったことが無い方にとってはハードルを高く感じがちですが、現時点でイラスト×動画の競合者がかなり少ない事と、素材の売り上げ額がイラストと比じゃないことが大きなメリットですので、挑戦してみる価値はあります。
管理人は、ストックイラスト2年目である2021年3月から動画編集ソフトを利用した本格的な動画を投稿し始めました。初めて売り上げがあったのは2ヶ月後の5月になりますが、1ダウンロードの売り上げ額イラストと桁違いであることにびっくりしました。
大手ストックサイト「PIXTA」を例に出しますと、定額制イラスト販売で売り上げがあった場合、1枚0.25クレジットです。一方、定額動画販売で売り上げがあった場合、1個7.2クレジットになります。(クリエイターランク1の場合)(1クレジット=110円換算)
[参考リンク]動画定額制について(PIXTAガイド)
値段に換算すると、イラストはおよそ28円、動画はおよそ792円となります。…かなり美味しいですよね。実際、私が月収入1万円を切らなくなったのも、この動画の売り上げが大きく影響しています。
将来、動画コンテンツは益々盛り上がっていくことでしょう。その反面、現時点でのストックサイトへのイラスト登録数は、飽和っていうレベルじゃないほどたくさん登録されています。そんな状態の中イラストを投稿し続けたとしても、DL率はあまり見込めません。
動画素材の作り手はまだまだ少ないので、動画素材制作に目を向けるてみるのもいいかもしれませんね。
将来役に立つストックイラスト&ビデオ

ここまで「月1万円からさらに売り上げを伸ばすための方法」について紹介してきました。月1万円収入を到達した方は共感してくれるかもしれませんが、何もせずに月1万円以上収入があるというのは予想以上に心強いです。
管理人は現在クライアントワークを中心に活動を行っていますが、今月の収入がギリギリ足りない…という時にストックサイトの収入がわずかでもあると、後ろ盾があるように感じてとても心強く思います。
こういったように、月の収入が万が一少なかった場合でも、ストックサイトで積み上げた資産が成果をはっきしてくれる場合があります。
今はまだ1万円しか稼げない…と思うかもしれませんが、この調子で素材を作り続けていけば、不労所得はさらに勢いづいて右肩上がりに増えていくかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「ストックイラストの収入が「月1万円」を超えるようになり、さらに収入を増やす方法」について考えてみました。
ストックイラストは、成果が目に見えるまで数十日、何ヶ月以上もかかること方が多いです。理想よりも売れずに短期間で諦めてしまう方が多い中、ストックイラストを続けて1年以上、または月に1万円以上の収入を得ている方は、単純に「すごい」と言えます。
この「月1万円」よりもさらに収入を得たいのであれば、
- 別のジャンルのイラストを描いてみる
- 年賀状素材にさらに力を入れる
- 別のストックサイトに登録してみる
- 動画素材も投稿してみる
こういった方法を取ってみるのもいいかもしれませんね。
ストックイラストは「ストック型ビジネス」と言われており、すぐには成果が見えにくいですが、少しずつ不良所得を増やすことができ、将来のためになる働き方です。
クライアントワークなどで月の収入が稼げなかった場合、あらかじめ「ストック型ビジネス」が成長していれば、金銭的に大変心強いです。
ストックイラストで「月1万円」を稼げただけでもかなりの収入源になります。月1万円を超えた方は、このまま継続すればこの先のも収入が増えることになるでしょう。この調子でコツコツ共に頑張っていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
それでは!
