こんにちは!無印かげひと(@kage86kagen)です。
退職まで残り5ヶ月。イラストレーターを目指すための準備は着々と進めてます。
まあ、イラストレーターを始めるにあたっての必要な手続きは、退職後じゃないと時間がないですし、準備といっても「イラストを描く」ことぐらいしかしていませんが。
もどかしいですよね。早く退職したいです。(8月に退職するって、宣言したので、それに合わせて行動してます。)
どちらかと言うと退職前後がより忙しくなると思うので、4か月前の今は込み入ってやることは特にありません。
ただ、退職後に無収入の期間を少しでも短くしたいので、わずかでも収入の手助けとなる「不労所得」が必要となります。
ということで、2020年2月から始めたのが、「ストックイラスト」です。
始めてからもうすぐ3ヶ月になりますが、この3ヶ月間で効率のいいストックイラスト作りが身についてきた気がします。
そこで今回は、「効率のいいストックイラスト作成」について紹介していこうと思います!
3ヶ月のストックイラスト制作数
まず初めに、今まで作ったストックイラストの制作数をグラフで表してみました。
2020年2月から初めて、4月24日現在までの作成数がこちらになります。

この3ヶ月間で、合計392枚作成することができました!
イラストストックは今年の2月から開始しましたが、2月の製作数が多いのは、12,1月に事前に作成しておいた数も2月の計算に入れたためです。
2月で描いた実際のイラスト数はもっと少ないですが、それを踏まえると、月日が経っていくごとに、枚数が多くなってきていますね。毎日描いた努力の賜物です!
…ま、まぁ、初めたばかりですし、こんなものですよね。
では、いよいよ本題の「効率的な作成方法」に入ろうと思います。
効率的なストックイラストの作り方
人物イラストは「パーツ」を変える
たとえば、このように1人の女性を描いたとします。
右手に動きをつけて、何かを紹介しているようなシーンですね。
これを作成して、ストックサイトにアップ。
「終わった~!次はアイスクリームでも描こうかな!」
と、次のモチーフに手を出すのはもったいない!
どうせなら、このイラストを改変しまくっていろんなシーンを作り出しましょう!
まず、変えやすいのは「腕の動き」です。手の動き一つで、多種多様なシーンを生み出すことができます。
例えば、以下の通りに改変することできます。
片方の腕を同じ動きにさせてみたり、拳を握ってガッツポーズを作ったり、指を指して注目させたり・・・、腕の動きを変えただけで、まったく別物のシーンを作ることができました!
「表情」も変えやすいパーツなので、手の動きに加えていろんな表情に改変した結果がこちらです。
このように、1つの素材を改変しまくることによって、多種多様なシーンの素材を作ることができます。
しかし。「ストックイラストサイト」では、たくさんの購入者が存在しますが、クリエイターも負けないくらい多く存在します。せっかく良い素材を作っても、素材量に埋もれて見てもらえません。
そこで考えた作戦が、数撃ちゃ当たる戦法です。まだ無名ですし、認知されるにも時間がかかりますので、まずは素材数をどんどん増やしていきましょう。
かといって、数だけ意識して描くと質が落ちる。しかし、質をもとめて描くと、描くスピードが遅くなり完成する枚数が減る…。
数も大事ですが、ここは自分の力量と相談し、イラストの質と量のバランスを見極めて、いい作品を素早くたくさん作ってアップしていきましょう。そうすれば、おのずと購入者に見てもらえる確率も増えます。
そうなると、やはり効率的にイラストを描くことがとても大事なのです。
食べ物のイラストは「味付け」や器を変える
食べ物イラストは、色や形、具材をちょこっと変えるだけで、色んなパターンを生み出すことができます。
次は、こちらを参考にしてみましょう。
みんな大好きラーメンです。
これ1つを作るにあたり、時間が結構かかりました。
でも、これも色やパーツを変えるだけで、以下のイラストのように、たくさんのバリエーションを作ることができます。

塩ラーメン、豚骨ラーメン、担々麺、需要があるか分かりませんが食べ終えた器も作ってみました。
食べ物イラストに関しては、「色」を変化させるだけでも違ったバリエーションに変化させやすいです。スープの色、パンの色、食器でいくと、お皿の色など。
あとは、「トッピング」を変えるだけでも違った料理に変わります。醬油ラーメンと塩ラーメンでも、トッピングの違いは歴然です。
人物に何かを持たせてみる
次は、こちらを例にしてみます。
様々なシーンの服を着た男性です。
腕や表情に加え、持ち物を変えるだけでも違うシーンに変えることができます。
さっそく変えてみましょう!

その通り!お父さんに「黄色いバラの花束」を渡すことは、「父の日」のプレゼントであることを暗示しています。
他にも、こんな持ち物を持たせてみると・・・?
このように、持ち物を持たせてやることで、「父の日でプレゼントを渡されたんだな」とか、「通帳を持っている、家計管理をしているんだな」と用途のシーンを連想させることができます。
そのシーンを要望している方に購入してもらえれば、こちらも願ったりかなったりですね。
一つのイラストを作ったら「改変」できないか考えてみよう
一から新規のイラストを作成するときは、それなりの時間がかかってしまいます。
その1枚をアップしたあと、新たに一から作ってアップする・・・。
そんなことをしていては、例え描くスピードが早い人でも、効率が悪いですよね。
今までご紹介した通り、素材イラストを登録する際には、なるべく多くのイラストを描くことが売り上げに直結します。
「これ、こんな風に変えたら、あんな風になるんじゃないかな?」と、作業中にある程度考えていき、描き終えたらさっそく改変…というスタンスで作っていけば、効率良く作成できるはずです。
素材登録の仕方も考えてみよう
購入してもらうためには、サイトにアップする時も工夫が必要です。
例えば、冒頭に紹介した、女性だけ描いたイラストをアップしたとします。

でも、大抵の購入者は、「これだけ」では購入しません。(有名な著名クリエイターじゃない限り。)
女性単体でアップするよりも、複数人の「セット」で販売する方が、ダウンロード数が多い傾向にあります。
ということで、私もそれを見習って複数人を載せた素材を1枚のイラストにまとめ、アップするようにしています。
こちらは、「家族」を意識して作成しました。
これなら女性単体で購入するよりもお得ですし、「男性」だけ使用するなら、それだけ利用者にピックアップすればOKです。「子供」だけを使用して、学校行事の挿絵としても使えそうですね。
でも、結局何が売れるかは運しだい
今まで説明しておきながら身も蓋もないですが、どんなに売れる工夫をしたとしても、結局購入されるかどうかは運しだいです。
私もどのイラストが需要があるのか、下見をしつつ情報を集めつつ、いろんな素材を作成してきましたが、最初に売れたイラストはこちらでした。

「ろくろ首」って!
まさか、この妖怪イラストが最初に売れるとは思っていませんでしたよ!そう考えると、何が売れるのかは、自分では予測もつきませんね。
でも、「どんなイラストが需要あるのか」は、ある程度予測することができます。
例えば、1,2ヶ月先のことを考えて、「夏」に関する素材を多めに作ってアップしたり、今の世界情勢に関するイラストだと、「ウイルス」や「医療関係」のイラストが需要あります。
(※2020年7月現在、案の定、「自宅待機」や「テレワーク」の検索率は、ここ数ヶ月ずっと上位です。それほどまでに、世間でも需要があるみたいですね。)
実際、テレワークについて何枚か作成しましたが、数日で3回ぐらいダウンロードして頂きました。
このように、何が売れやすいかはある程度予測ができますので、何の素材を作ればいいか分からない方は、先を見通して作成してみるのも手だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
2020年2月から「ストックイラスト」を始めてみましたが、素材イラストの作成枚数に応じて、売り上げも徐々に増え始めました。
ストックイラストは「イラストの枚数」がカギとなってくるので、質と量の釣り合いを見ながら、効率よく作成してどんどんアップしていったほうがダウンロードもされやすくなります。
どのような素材イラストが需要があるのかは、ある程度予測することができます。
数ヶ月先に使用されるのはどんなシーンか?今の世界情勢はどんな感じなのか?
自分で情報収集しつつ、需要がありそうなイラストを作成してみてください!
それでは!
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