動画制作

動画制作を始めてみたい方必見!「イラスト×動画制作」スキルの需要の多さについて解説

この記事の解説事項

●イラストレーターやりつつ動画制作も始める人が多くなってきた話
●イラスト×動画制作の需要の多さについて
●動画スキルも身につけることで起こるメリット&デメリット

かげひと
かげひと
こんにちは!イラストレーター
無印かげひと(@kage86kagen)です!

今回はイラストレーター趣味でイラストを描いている方向けの「動画制作」のお話になります。

コーヒーさん
コーヒーさん
? お、おう…。
ワインさん
ワインさん
このブログって、「イラスト」を仕事としている方向けの情報ブログ…ですよね?今回はまさかの動画のお話なんですね。

そうなんです。ただ、動画は動画でも、「イラストレーター(もしくは趣味の絵描きさん)」向けの「動画制作」の話になります。

 

最近は、イラストをメインとして仕事をしている方の中でも、「動画制作スキル」を身につける方が多くなってきました。

例えば、ストックサイトでイラストを上げつつ、動画素材を上げている方もいらっしゃいます。また、MVの動画編集においても、動画とイラストの両方を作ってしまうイラストレーター(もしくは動画クリエイター)も少なくはありません。

そうした中、「普段はイラストのみを描いているけど、動画制作にもちょっと興味がある…」、「ぶっちゃけ、どれくらいの需要があるの?」といったように、イラストレーターもしくは趣味として絵描きをしている方の中には、少しずつ動画制作に興味を持ち始めている方もいると思います。

そこで今回は、そんな方達の後押しになるような「動画制作を始めてみたい方必見!「イラスト×動画制作」スキルの需要の多さについて」について紹介していこうと思います。

私も3ヶ月前に動画制作について勉強を始めたばかりです。やり始めならではの新鮮な意見をお届けすることができるかもしれませんので、興味がある方はぜひご覧ください!

ますます需要が高まる「動画コンテンツ」

ネット上ではイラストももちろんのことですが、動画コンテンツも年齢問わず大人気となっています。今現在でもかなり盛り上がっているようには見えますが、将来は通信環境が進化することによって、今後ますます動画の需要が高まっていくと期待されています。

サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査を発表

大手通信キャリアによるモバイル通信料金の引き下げや、5Gの普及が今後本格的に開始されることにより、ユーザーのスマートフォンによる動画コンテンツ視聴は、引き続き拡大することが予想されます。

引用元:サイバーエージェントhttps://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=25548

企業も個人も動画に注目

そうした中、企業や個人の方が動画に関するお仕事の依頼をする頻度が少しずつ多くなっています。

例えば、

  • 動画広告マンガを編集して欲しい
  • 動画チャンネルのOPやEDを作って欲しい
  • ゲーム内の立ち絵を「Live2D」で作って欲しい
  • 会社のロゴを動かして欲しい

イラストに関わる動画制作の内容だと、このような依頼が定番でしょうか。

また、最近はネット上にある広告についても、ただ単にイラストを貼るだけではなく、モーショングラフィックスを利用した「動く広告」の利用率も多くなってきました。

こうして見ると、イラスト使用の占有率は依然として多いものの、少しずつ動画を利用する方が多くなっています

コーヒーさん
コーヒーさん
特にソーシャルゲーム内の立ち絵については、普通の2Dイラストよりも「Live2Dなどで作った動くイラスト」の利用率がかなり上がってきたよね。最近では、専門学校の授業にもLive2Dを取り入れたりしてるほどだもん。かなり需要が高くなってきてるね。

参考リンクLive2D導入実績一覧

イラスト×動画の利用例

ここで、イラスト×動画に関する具体的な活用例をさらに掘り下げてみたいと思います。

動画広告マンガ

YouTubeで動画を見る前に流れる広告や、企業のPR動画によく利用される「動画広告マンガ」は、「イラスト×動画」を掛け合わせた典型的なコンテンツになります。動画の画面サイズに合わせてコマ割りをしたものを流すことがほとんどです。

この動画広告マンガの一般的な作り方としては、

  • イラストをイラストレーター、漫画家等に作ってもらい
  • それを別の動画編集者に渡して演出してもらう

といった作り方が多いです。

ですが、動画編集スキルも持ち合わせているイラストレーターの場合、依頼者から渡されたシナリオを元に「漫画を作った後、そのままの流れで動画編集をする」…といった器用な事もできます。

YouTuber用のアバター制作

ゲーム実況者やYouTuberといった方は、自分の顔を出す代わりにイラスト(アバターと言われています)を利用して動画を投稿したり、そのイラストに自分の表情をリアルタイムで反映させてそれを放映している方も多いです。

こうしたコンテンツを作る場合、「Live2D」というソフトで作った動くイラストを利用する方が大半なので、「イラスト×動画編集(Live2Dを使えるスキル)」というスキルを持っていると、「イラストを作って→Live2Dで動かせる」という仕事の幅も広げる事が可能です。

企業ロゴのモーション作成

企業のPR動画CMなどでは、会社のロゴに動きを付けた動画を使って宣伝する会社も多くなってきました。ただ単にロゴを静止画で表示するも、「動きのついたロゴ」の方が見る人にとっては印象に残りやすくなります。

イラスト×動画編集(この場合は”モーショングラフィックス”)」のスキルを持っていると、illustratorなどで制作したロゴをそのまま動画編集ソフトに持っていき、すぐに動きをつけることだって可能です。

ワインさん
ワインさん
こうしてみると、「イラスト×動画編集」というのは、思っている以上に活躍の場が広いんですね。

イラスト×動画制作スキルのメリット

先ほどまでは「イラスト×動画編集」の活用例を紹介していきましたが、イラストレーターが動画制作スキルを身に付けると、具体的にどういったメリットが起きるのか?といった事について、より詳しく紹介したいと思います。

イラストの他に「動画案件」も請け負うことが可能

単純な考えですが、イラスト制作の傍ら、「動画制作」に関する案件も請ける事ができるようになります。

現在のイラスト業界では、イラストの供給元であるイラストレーターが十分すぎるほどいっぱいいますので、仕事の話がぽっと出ると、たくさんのクリエイターが殺到するような構図になっています。いわゆる「仕事の奪い合い」です。

しかし、動画に関する仕事については、今のところ「需要=供給」が良い感じに釣り合っていますし、今後ますます動画コンテンツが盛り上がっていくことを鑑みると、需要に対して供給元(クリエイター)の数が足りなくなる可能性があります。

例えば、今現在イラストのお仕事が空いている場合イラストの仕事をもらうまでの間複業として「動画制作」案件を行う…といったことも可能です。

そう考えると、「やばい…今月の収入が足りない…!」といった不安事項も多少はやわらぐかもしれません。

「イラスト×動画」の仕事がもらいやすい

もちろん、今回の記事の本題である「イラスト×動画」というスキルが掛け合ったお仕事ももらいやすくなります。

これは私の実体験になりますが、2021年4月下旬から動画制作サービスを開始してまだ1ヶ月半しか経っていませんが、「イラスト×動画編集」に関するお仕事を6件も頂くことができました!

イラストレーター成り立ての頃は、3ヶ月でようやく6件ほどお仕事を頂けたのに対し、短期間でこんなにお仕事を頂けたという事は、やはり「イラスト×動画編集」はそれなりに需要があるということなのだと思います。

かげひと
かげひと
1ヶ月半で6件の動画制作のお仕事を頂けたというのはびっくりしました。

ちなみに、頂いた案件は全てMVの制作依頼になりますが、ご相談頂いた中には会社のPR動画制作のお話もありました。

発注者側から見ると非常に助かる

発注者目線の話になりますが、イラストも描けて&動画制作もできるクリエイターというのは非常に重宝するそうです。これは実際に依頼者から頂いた経験談になります。

イラストありの動画やMV制作を依頼する場合、「イラストレーター」と「動画クリエイター」、2人のクリエイターと調整を行わなければいけませんが、イラストも描けて動画編集も出来る方というのは、調整面において非常に負担が軽くなります

大規模プロジェクトならまだしも、個人や小規模の企業がイラストあり動画制作を依頼するとなると、調整できる時間や予算にも限りがあります

そういった方達にとって、「イラスト×動画編集」スキル持ちすごく喜ばれるんだそうです

かげひと
かげひと
かといって、報酬額は「1人分」だと当然割に合いません。2つのスキルが必要な仕事が来た場合は、「イラスト制作代+動画編集代」、「制作期間や技術」に見合ったお見積りをしていきたいところですね。

逆にデメリットは?

動画スキルを身につけるとかなりの戦力にはなりそうですが、動画制作も兼務することで起こりうるデメリットも紹介しておきます。

制作期間が大幅に増える

当然ですが、イラストの他に動画制作も行わなけれなならないため、作業時間も倍以上かかります。

例えば、イラスト1枚絵+動画編集をつける…といったまだ少し簡単な案件であれば、普通のイラスト制作時間+2~3時間程度で動画は制作可能です。

ですが、「企業用説明アニメーション」や、「アニメーションあり+歌詞遊ばせありのMV制作」となると、想像以上に制作時間がかかります。

かげひと
かげひと
個人体験談にはなりますが、およそ5倍を超えると思います…。

長期間の制作が耐えられない方は、動画編集の効率化を極限まで図るなどの策を練った方がいいかもしれません。

提案される予算額が低く見積もられがち

本来であれば、「イラスト制作分」+「動画編集分」=報酬額として頂きたいところですが、依頼者の中には「1人分だけでいいや!ラッキー!」と思われてしまい、割に合わない予算を提示される可能性があります

イラストと動画編集の2つを依頼されるからには、「イラスト制作分」と「動画編集分」の制作料を頂けて当然だと思いますが、妥協案として割引きするという作戦も場合によっては良いと思われます。

ワインさん
ワインさん
動画サービスをやり始めであり、今は収入よりも実績重視の方であれば、「1人分として割引する」というのも一つの手段だと思います。

もし、制作に見合わない料金を提案された場合は、その料金に見合ったクオリティ(イラストに「影」はつけない、動画のエフェクトの数を減らすetc…)といった処置を取ると良いでしょう。

今後は「イラスト×動画」に関する情報も紹介します!

動画制作の需要についてざっと説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

でも、動画制作って難しいんでしょ?
専門学校に行くお金もないよ…
まず、なにからどうやって勉強すればいいか分からない…

もしかすると、興味はあるものの不安な方が多いかもしれません。

動画制作には興味あるけどなかなか一歩が踏み出せない…といった方向けに、今後はこのブログでもイラストレーター向け動画制作情報を共有していきたいと思います!

動画編集の勉強方法、動画は動画でも「実写」を中心とした動画制作…といった情報はいっぱいありますが、イラストを主体とした動画制作の勉強方法について取り上げている方は少ないと思うので、不定期にはなりますが私なりの勉強方法を少しずつ紹介していければと考えています。

動画スキルを身につければ、以下のようなこともできるようになるので、この記事で興味を持った方は、ぜひ動画編集を試してみてください!

  • 動画制作のお仕事を獲得できる
  • 自分で描いたイラストを使って、アニメーションが作れる
  • 「家族動画の編集」といったよう、プライベート内でも活用できる

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、「動画制作を始めてみたい方必見!「イラスト×動画制作」スキルの需要の多さについて」を紹介してきました。

私自身本格的な動画制作の勉強を始めたのは3ヶ月前にはなりますが、動画制作を学ぶにあたり、

  • 動画コンテンツは将来にかけてますます需要が増える
  • 企業や個人でも、イラスト単体では終わらない依頼が増えてきた

などなど、動画に関する見聞を広めることができました。

イラスト×動画制作が活きるシーンは、「動画広告マンガの制作」、「YouTuber用のアバター制作」、「会社ロゴのモーション付け」などなど、実に様々な活躍場所があります。それに加えて、こういった依頼には需要はあるものの供給元がまだ少ない状態です。

魅力的なスキルでありますが、イラストの他に動画制作ともなると、通常のイラスト制作時間の5倍以上の時間はかかる可能性があります。特に初心者の場合はそれ以上にかかる可能性もあります。

動画制作は興味あるけど、難しいんでしょ?ハードルが高そう…」と考えている方向けに、今後はこのブログでも「イラストレーター(絵描き)向けの動画制作のあれこれ」について、少しずつ紹介していこうと思います。

イラストスキルに加えた新しい技術を求めている方は、ぜひとも参考にしてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは!

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