動画制作

[イラスト×動画制作者向け]動画編集の勉強のロードマップ&仕事の獲得方法について

この記事の解説事項

・動画編集の勉強の仕方、営業の仕方について知りたい
・イラストを描いているけど、動画編集のスキルも身に付けてみたい
・動画編集はオンライン講座で学ぶべき?それとも?

かげひと
かげひと
こんにちは!イラストレーター兼動画クリエイターの無印かげひと(@kage86kagen)です!

今回は、動画編集の勉強の仕方&仕事の獲得方法についての記事になります。どちらかというと、イラストレーターや絵師として活動しつつ、動画編集を始めてみたい方向けです。

動画編集」という仕事は様々な活躍場所があります。例えば、撮影した映像の動画編集をしたり、ゲーム実況者の動画編集パチンコの演出MVの動画制作SNS上などの広告動画など、動画に関わるコンテンツの後ろには、必ず動画編集者がいます。

最近では、大手Vtuber事務所「ホロライブ」から、「切り抜き動画(公開されている動画の面白いシーンや要点部分をカットし、それを繋げた動画。欲しい情報だけを見たい視聴者に人気のコンテンツ)」に関するガイドラインも明確化されました。

他にも切り抜き動画を公式に許可しているYouTuberも増えており、今後は発注&受注も増えていくかもしれません。

こうして上げるとキリがありませんが、こういったように動画編集は様々な活躍場所があり、今後もますます需要があると思われます

かげひと
かげひと
現在管理人は、MV制作をメインとしてお仕事をしていますが、おかげさまで途切れることなく依頼を頂いている状況です。

そんな中、これから動画編集も始めてみようかな?と考えている人にとっては、「どうやって勉強すればいいのか分からない」、「どうやって仕事を獲得すればいいのか分からない」と、いろいろ疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、「動画編集の勉強の仕方&仕事の獲得方法について」を紹介したいと思います。

管理人はイラストレーター兼動画クリエイターとして活動しているため、同じ道を目指している人にとっては、特に参考になるかもしれません。

  • 動画編集を始めてみたいけど、勉強の仕方が分からない
  • どれくらいのレベルに到達したら、仕事としてやっていけるの?
  • 動画編集のお仕事は、どうやったらもらえるの?

上記について知りたい方は、ぜひご覧ください!
(※一応、管理人はココナラ内でプラチナランクを1年前から維持しているので、多少はお役に立てるかもしれません…)

動画編集を学ぶ前にしておきたいこと

まずは、「動画編集の勉強の仕方」を紹介しようと思いますが、その前にまずは「これだけは決めておいた方がいい」という事について紹介したいと思います。

コーヒーさん
コーヒーさん
え?なんだろう。

それは、「自分は動画編集で何をしたいのか?」という目標を定めておくことです。

これは動画編集に限らずイラストや3D制作にも言える事ですが、何か新しい事をやり始めようと思った時に、「自分は動画編集で○○したい!」という目標を決めておくことで、その目標にある程度沿った勉強ができたり、目標に近しい事を紹介している参考動画が探しやすくなるからです。

例えば、管理人の場合、「オリジナル楽曲やバンド、ボカロや”歌ってみた”などのMVを作りたい!」という事を目標として、動画編集を行っています。さらに細分化すると、「イラストを使用しつつ、3Dな空間を感じる映像を表現したい」という目標を掲げています。

かげひと
かげひと
ひとえに「MV」といっても、実写やフル3D、アニメーションなど様々なジャンルがありますからね。

このような感じで他に例を挙げるとすると、

  • テレビCMのような、視聴者にインパクトを与える動画を作る分野に進みたい
  • ゲーム実況動画に適したような動画編集を学びたい
  • 1枚絵のみで展開できるようなMV編集のスキルを身に着けたい
  • 動画クリエイターの○○さんのような動画を作りたい(←実は、特定のクリエイターを決めて目標に掲げて取り組む事が、一番有効だったりする)

などなど、上記のように「自分は動画編集で何をしたいのか?何を作りたいのか?」といった事について目標を掲げておいた方が、その後の勉強がスムーズに行えます。

動画編集自体は習得が簡単

動画編集についてまったく知らない人にとっては、おそらく「動画編集ってなんだか難しそう…」と感じる方がいるかもしれません。ですが、実際に中身を見て見ると、意外と簡単に習得することができたりします。

イラストと違い、「手癖」が無くてもすぐに取り掛かることが可能です。そのため、例えばYouTubeに投稿する動画のような編集を目指すのであれば、短時間でスキルを習得することも夢ではありません。(テロップ入れ、BGM入れ、ちょっとしたエフェクト、ちょっとしたトランジション…などを使用する場合の動画編集)

かげひと
かげひと
イラストだと、上手くなるには数年ぐらいかかるのが一般的ですが、動画編集の場合だと、2~3週間頑張れば基礎的なスキルは身に着ける事が出来ると思います。
ワインさん
ワインさん
パソコンやタブレットなどに強い人だと、もっと早く身につくかもしれません。

ただ、今流行りのMVのような動画編集を行いたいテレビCMのようなおしゃれな動画編集を行いたい世界的に活躍できるような動画編集スキルを身に着けたいと考えている場合は、より高度で複雑な技術を身に付けたり、動画編集に関するアイデアを集める必要があるため、スキル習得にはもっと時間がかかります。

自分がやりたい動画編集によって学ぶべき時間も変わってきますが、比較的簡単な動画編集であれば短期間で習得可能です。

かげひと
かげひと
ちなみに管理人の場合、下記のMVを制作したのは動画編集を学び始めて8ヶ月目を迎えた時に作りました。他のクリエイターとなかなか比較できないため、8ヶ月目でこの編集はクオリティ高い編集かどうかは、未だに分かりませんが…。
コーヒーさん
コーヒーさん
個人的にはかなり良い感じの編集だと思うけどなぁ。

(♪Futuring Magic/音街ウナ  こちらの動画編集を担当しました)

動画編集の勉強方法

さてここからは、本題である「動画編集の勉強の仕方」についてロードマップ風に紹介したいと思います。中には見慣れない単語もあるかもしれませんが、掲載している単語はどれも動画編集で重要になってきますので、その都度ご自身で調べてもらえればと思います。

●動画編集の勉強方法(様々な動画編集ジャンルに共通できると思う)

①操作の基本やソフトについて学ぶ
・まずは、動画ができるまでの一連の流れを知る
・どの動画編集ソフトを使用するか検討する
・「動画編集のやり方」に関するHow to動画を検索し、それを2,3個見る

②動画編集で必須なスキルを身に着ける
・撮影した実写映像などの「カット」の仕方
・BGMや効果音の入れ方
・文字(テロップ)も入れ方
・エフェクトの入れ方
・フレームレートについて
・トランジションについて
・動画のエンコードの仕方
~上記スキルを学んだら実際に仕事を取りに行っても全然OK!仕事をやりつつ、新たな技法の勉強も進めていく~

③仕事を2,3個ほどこなせたあたりで、より高度な技術を順次勉強していく
・トラッキングのやり方
・3Dカメラ機能(動画編集ソフトによっては機能が無いソフトもある)
・プラグインで動画編集の効率化を目指す

④あとはひたすら「実践」と「勉強」を交互にこなす

では、順に解説していきたいと思います。

①操作の基本やソフトについて学ぶ

  • まずは、動画ができるまでの一連の流れを知る
  • どの動画編集ソフトを使用するか検討する
  • 「動画編集のやり方」に関するHow to動画を検索し、それを2,3個見る

まずは、動画編集に関する基礎に触れていきましょう。「そもそも動画編集とは何なのか?」、「動画編集を行うための必要な環境(機器、ソフト)は?」等について、サイトや本で調べてみます。

これらについて触れたら、サイト上で「動画編集のやり方」に関する動画を2、3個視聴しましょう。YouTube上では、そもそも動画編集とは?→動画編集ソフトの選び方→ソフトの操作の仕方etc…を、1つの動画にまとめて投稿してくれている方がたくさんいらっしゃいますので、その知恵をお借りします。

先駆者たちの動画をいくつか視聴し、「なんか自分でもできそうかも」と思い始めたら、そのままの勢いで②に進みます。

②動画編集で必須なスキルを身に着ける

  • 撮影した実写動画などの「カット」の仕方
  • BGMや効果音の入れ方
  • 文字(テロップ)も入れ方
  • エフェクトの入れ方
  • フレームレートについて
  • トランジションについて
  • 動画のエンコードの仕方

動画編集ソフトの基本的な使い方を学んだら、次は動画編集を行う際に絶対覚えておいた方が良い事項について、一つずつ学んでいきます。

撮影した実写映像、もしくは素材サイトからダウンロードした動画のカットを行う方法だったり、テロップを入れる方法だったり、編集した動画を「エンコード作業」でデータに出力するやり方などなど…。

他にも学んでおいて欲しい事はありますが、まずは上記の内容を優先的に学んでいきます。もしくは、これらを説明してくれている解説動画を見るのもOKです。

ただし、解説動画を見る場合は、見るだけではなく実際にソフトを自分で動かしたり2,3個見たら自分で創作してみる…といった方法を取ると、より一層スキルが身につきやすくなります。

ちなみに、ゲーム実況動物動画など、テロップちょっとしたBGMエフェクトを入れるなどの簡単な動画編集を目指している場合は、上記を学んだらすぐに実践でもOKだと思います!

かげひと
かげひと
実際に仕事として挑戦してみることで、勉強だけでは経験できない新たな技法を学んでいく事ができます。

MV編集を目指している人の場合だと、次の③を学んでから仕事に挑戦してみた方が、お仕事の獲得率があがります。

③仕事を2,3個ほどこなせたあたりで、より高度な技術を順次勉強していく

・トラッキングのやり方
・3Dカメラ機能(これは動画編集ソフトによります)
・プラグインで動画編集の効率化を目指す

先ほどの②で基礎的な事を学び、お仕事も2、3個やり遂げる事ができたなら、より高度な技術を学んでいきましょう。

実写映像を中心に編集する方であれば、「トラッキング(実写映像に追跡するようにオブジェクト等を動かす事)」を優先的に学んだ方が良いです。ただ、実写映像をメインとしない動画編集者(2D&3DなどのCG)であっても、トラッキングの機能はかなり便利になってきますので、学んでおくことをおすすめします。

 

例えば、上記のMVは、動画は3Dソフト(Blender)で制作、リリックデザイン(歌詞文字)は動画編集ソフト(After Effects)で編集を行っています。

動いていく動画に合わせてリリックも一緒に動かしたいので、ここで「トランジション」という機能をしようすることで、リリックを楽に動画に追従させることができる…というわけです。

ワインさん
ワインさん
もし、上記の方法を取らなかった場合、動画の動きとリリックの動きに相違が出て、かなり違和感のある動画に仕上がってしまいます。
コーヒーさん
コーヒーさん
トラッキングというのは、実写映像以外にこういった場合にも使用できるんだね。

ボカロや歌ってみた系のMVの制作を目指している方は、トラッキングの他に「3Dカメラ機能」を学んでおくことを絶対おススメします。

ここ数年のMVには、視差(カメラ越しに見た時の、対象物の距離によって起こる見え方の違い)を利用したものが多くなっています。この現象を利用することで、MVのクオリティが一段階違って見えるため、かなりおススメの機能の一つです。

 

上記は、3Dカメラ機能を利用して「視差」を表現しているMV。表示しているイラストは、「手前の雲」、「中間の雲」、「奥の雲」、「青空」とレイヤーデータを分けており、これを動画編集内でなんかこういい感じに配置することで、「手前がくっきり」、「奥がぼやけてみる」といった表現が可能。

ちなみにイラストは、中間や奥の雲についてもかなりきっちり描きこんでいます。

イラストのみを描いてきた人にとっては、「3D」と聞くだけで腰が引ける方もいるかもしれませんが、3Dカメラ機能は一度覚えると手放せないほど便利な機能になります。仕組みや操作方法については、解説動画を2,3個と1~2週間ほどの勉強時間があれば身に付けられると思うので、ぜひ挑戦してみてください。

また、これがあるかないかで作業効率が違ってくる「プラグイン」についても勉強してみましょう。

プラグインとは、ソフトの機能を拡張してくれる機能の事です。例えば、動画編集時に配置したテキストレイヤーを1文字ずつ分解&1文字ずつレイヤーやパス化してくれたり、ワンクリックで画像に躍動感ある動きをつけてくれるプラグインなどがあります。

かげひと
かげひと
ここ数年のMVでは、歌詞文字を縦横無尽に駆け巡らせたりなど、かなり自由で激しい演出を組み込んでいるMVが大人気です。こういった編集を行う時、動画編集の初期機能のみでやろうとすると尋常じゃないくらい大変です。

動画編集ソフトを実際に動かしてみると分かりますが、「この作業を1つずつやるのか、めんどくさいな」、「緩急がついたいい感じの動きがなかなかつけられない…」などといった事にちょくちょくぶち当たることになります。

プラグインは、こういった「めんどくさい作業」を効率化してくれるものになりますので、動画編集のお仕事の回転率を上げたい方は、プラグインの存在を絶対知っておくべきだと思います。

かげひと
かげひと
管理人も、プラグインを8,9個ぐらい利用しています。
コーヒーさん
コーヒーさん
プラグインは、無料で提供してくれているものもあれば、有料で販売されているものもあるよ。仕事を2,3個ほど請ければ収入も入ると思うから、得たお金を使ってプラグインを導入するのもいい流れかもね。
ワインさん
ワインさん
だから、仕事を2,3個引き請けた後にプラグインについて学ぶのが効率いいのですね!

余裕のある方は、動画編集学び始めの頃からプラグインについて知っておくのも良いと思います。結局のところ、勉強の順序は自由です。

④あとはひたすら「実践」と「勉強」を交互にこなす

その後も仕事をもらいつつ、「実践」と「勉強」を交互に繰り返して自分のスキルをどんどん高めていきましょう。もし可能であれば、「自分だけの売り、魅力になる要素を見つけるor絞ってスキルを求めていき、「○○の雰囲気な動画編集を行う人なら、○○さんだ!」と、覚えてもらえるような編集ができれば、もう万々歳です。

また、動画編集を行う際には、「日々新しい事に挑戦していく心持ちが重要です。例えば、いつも自分が引き受けている依頼内容とは違ったものが来た場合、「これは専門外だから断ろう…」、「この表現は自分にはまだできないから見送ろう…」と、最初から逃げ腰になるのはもったいない!

お断りする前に、「いや待てよ、ちょうど○○を試したかったところだから、勉強した上で依頼を引き受けようかな?」「この依頼は専門外だけど、これが成功したら仕事の幅が広がるかもしれない!」と前向きに考えて挑戦してみることをおススメします。

そうすれば、別分野での動画編集の経験値がどんどん溜まっていき、希少性の高いスキルを身に付けられたり、既存のスキルと新しいスキルで化学反応が起きて、また新しい発見ができたりします。

管理人はこのスタンスで動画編集を勉強し続けてきましたが、おかげさまでいろんなスキルや表現方法を学ぶ事ができました。仕事を食わず嫌いせずに請ける事は、思いがけない出会いをすることがあるものです。

かげひと
かげひと
もちろん、依頼を食わず嫌いしないとは言っても、明らかに悪質な依頼内容、相場額がかなり低い依頼内容については、問答無用でお断りしましょう。
仕事欲しさにかなり低い金額で引き受けたとしても、「この仕事量ならこれぐらいもらえたはずなのにな…」とどうしても考えてしまい、自分の精神に悪いです

オンライン講座で学ぶ必要は無し?

さきほどは、自分の体験談や独学で学んできた方の意見ブログ等を踏まえて参考にした「動画編集の勉強のロードマップ」をご紹介しました。

ネット上には、「動画編集」に関するオンライン講座サロン等もたくさん存在しますので、独学だといまいち覚えにくいのであれば、これらのコンテンツを利用して勉強することも可能です。

ただし、自分が学びたい動画編集の内容によっては、講座を利用せずとも無料で見れるメイキング動画&サイト等を閲覧するだけで、十分な知識を得る事が可能です

例えば、「SF映画などの動画編集者を目指したい!」というのであれば、独学ではなく講座や専門学校にいって一から学んでいく事をお勧めします。

日常系や動物系ゲーム実況等をYouTubeに投稿するぐらいのレベルでOKというのであれば、わざわざ高い講座料を支払わずに無料コンテンツで完結することができます。

かげひと
かげひと
自分が追い求める「動画編集」レベルによって、無料or有料で学ぶべきかどうかが変わってきます。よく考えてから行動に移していきましょう。
コーヒーさん
コーヒーさん
オンライン講座を利用する時には、利用する講座をよく見極めたうえでお金を払おう。世の中には、実は講座の中身がスカスカでした的な詐欺や、悪徳なオンライン講座なども存在するからね。

仕事の獲得方法について

では次に、「動画編集の仕事の獲得方法」について共有します。

仕事を獲得するためには、以下の方法があります。

  • 「動画編集者募集!」を募っているSNS上のアカウントに営業を行う(DM等を送る)
  • クラウドソーシングサイトを利用する
  • サイトを制作し、お問い合わせの窓口を設けておく
  • 会社、企業に直接メールを送る
  • 知人や友人から紹介を受ける

この中でも、「クラウドソーシングサイトの利用」は、駆け出しにとって比較的ハードルが低いです。逆に「会社や企業に直接メール」を送る方法については、ある程度お仕事実績を積んでから挑戦しないと、そもそも取り合ってくれないことがほとんどです。

かげひと
かげひと
個人依頼もそうですが、会社の場合は特に実績や人となりを重視しているので、実績ゼロのままで「仕事ください!」と言ってもなかなか上手くいきません。
コーヒーさん
コーヒーさん
門前払いにされてしまうのがオチかも。

ただし、ハードルが低いと言われるクラウドソーシングサイトを利用するにしても、登録したての頃はかなり厳しい世界が待っています。なぜかと言うと、ここでも「実績や人となり」が重要になるからです。

クラウドソーシングサイトの利用者が依頼する時は、クリエイターの「実績」や「評価」が大きな判断材料になりますので、実績が0表示のままだと、まず向こう側からお仕事の話は来ないと思っても良いです。

基本的な動画編集スキルが備わっている事はもちろん前提ですが、実績があるかないかも同じくらい重要な要素になり、実績0と1のハードルは想像以上に高いです。逆に、0の壁を乗り越えさえすれば、その後はとんとん拍子で意外と何とかなったりするものです。

そのため、クラウドソーシングサイトにクリエイター登録をしたら、一番初めにクライアント(お仕事を依頼したい人)がクリエイターを募っている「公開依頼」の機能を活用し、コツコツと実績を積み上げていきましょう。

公開依頼機能では、お仕事をお願いしたい個人や会社がクリエイターを募っているため、我々クリエイターは掲示されている依頼内容や予算、納期、今の自分のスキルでできるかどうかを判断し、依頼者に応募する形になります。

当然、「公開依頼」ですので、他のクリエイターも応募することになります。しかも、今のご時勢は公開依頼に多くのクリエイターが集まるので、その中から選んでもらうためには「自分の作品」を見てもらったり、「自分を選んでもらえるような口述、サービス」を考えるなど、いろいろと工夫が必要になってきます。

かげひと
かげひと
ここら辺まで来ると「営業」の分野も勉強しておいた方がいいですが、公開依頼に挑戦すると「いかにして発注者に買ってもらえるか」の営業の工夫の仕方も大いに学ぶことができます。

ただし、クラウドソーシングサイトは「売り上げからおよそ20%ぐらいの手数料」を引かれるのがどのサイトも相場です。クラウドソーシングで長期的に活動すると正直辛いと思われますので、ゆくゆくはクラウドソーシング無しでも仕事をもらえるような流れを作るっていくことも大事です。

そのため、

  1.  クラウドソーシングの公開依頼に応募→実績を4,5個重ねる
  2.  引き続き公開依頼に応募しつつ、公開依頼をすることなく依頼者から相談が来るようにプロフィールやサンプル動画、実績公開等をより一層整える
  3.  ②をやりつつ、SNS上でも営業を行う
  4.  ある程度実績や名声を積んだら、企業や会社に営業のメールを送る

上記のような流れでいけば、「仕事が無くて暇だ!どうしよう!」といった事に遭遇する確率が低くなるかもしれません。

また、初のお仕事をもらうまでの期間は、営業を始めて数日に初仕事をもらう人もいれば、数ヶ月でようやく1件という方もいるかもしれません。

もしも、数週間経っても一向にお仕事を獲得できない場合自分のスキルのレベル、営業の口述、営業を行う場所が異なっている可能性があります。恐れずに日々トライ&エラーを積み重ねていき、将来安定してお仕事をもらえるように頑張りましょう。

スキル磨きと営業は日々コツコツと

ここまでは、主にイラスト×動画制作者向けの「動画編集の勉強のロードマップ&仕事の獲得方法について」を紹介しました。これ以外にももっと詳細を説明したいところではありますが、ひとまずは今まで紹介した流れを実践するのが一番堅実だと思います。

そして、これはイラストにも言える事ですが、動画編集の基礎的スキルを身につけて「お仕事募集中です!」と掲げればすぐに仕事が来る…ということはほぼありません。

イラストや動画編集で仕事をもらえるようになるためには、毎日コツコツと勉強することと毎日コツコツ営業を行う必要があります。

万が一、動画編集を途中で辞める事になったとしても、今まで学んだ勉強は身についているはずですので、次の新しいお仕事に少なからず活かせる可能性があります。

動画コンテンツがますます盛り上がっていく中、動画編集者の需要も上がっていく事と思われます。動画編集をやろうかどうか気になっている方は、今まで紹介した勉強方法やお仕事の取り方を参考にして頂ければ幸いです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、「イラスト×動画制作者向け 動画編集の勉強のロードマップ&仕事の獲得方法について」を紹介しました。

今後、動画編集者の需要がますます上がっていく中、「動画編集を学んでみたいかも」と思っている方もいるのではないでしょうか?

動画編集を学ぶ前には、「自分は動画編集で何をしたいのか?」という目標を掲げておきましょう。この目標に沿って、下記の順序で動画編集のあれこれを学んでいきます。

  1. 操作の基本やソフトについて学ぶ
  2. 動画編集で必須なスキルを身に着ける
  3. 仕事を2,3個ほどこなせたあたりで、より高度な技術を順次勉強していく
  4. あとはひたすら「実践」と「勉強」を交互にこなす

独学で学ぶ方法もありますが、カリキュラムが組まれて効率的に学べる「オンライン講座」等も多数存在します。将来的に高クオリティの動画編集を行いたい場合は、講座等を利用すると良いかもしれません。

仕事の獲得方法としては、下記のような場所でお仕事をもらうことが可能です。

  • 「動画編集者募集!」を募っているSNS上のアカウントに営業を行う(DM等を送る)
  • クラウドソーシングサイトを利用する
  • サイトを制作し、「お仕事ウェルカム」的な窓口を作っておく
  • 会社、企業に直接メールを送る
  • 知人や友人から紹介を受ける

本当に初めてお仕事をもらいに行くという方は、上記の中でも「クラウドソーシング」サイト内の「公開依頼」を利用することをおすすめします。まずはここで実績を0から1にしていきましょう。

また、動画編集は日々のスキル磨き&営業をコツコツ行っていく必要があります。数日で急激に成長できるわけではありませんので、長い目で活動を行っていきましょう。

動画編集の道を歩まれる方は、ぜひご参考ください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは!