こんにちは!無印かげひと(@kage86kagen)です!
ここ最近の寒さといったらありゃしない…。気温がすっかり冬のようですね…。
それはさておき…。
このブログを読んでくれている方の多くは、クリエイターとして働いているか、クリエイターを目指している方かと思われます。
その中でも「イラストレーター」を目指している方にお聞きしたいのですが、イラストレーターになるために「進学」を視野に入れている方はいらっしゃいますか?
イラストレーターを目指すために、「大学に行く」、「専門学校」に行くという考えの方も少なくありません。
実際、「イラストレーター」になるためのカリキュラムを組んだ専門大学も存在しています。
でも、イラストレーターになるためには、必ずしも進学しなければならない…わけではありません。
現に私の場合は、高卒で就職し、退職して大学に行かずにイラストレーターとして活動できています。
イラストレーターになるため、もしくはイラストレーターとして食べていくため、はたして進学をした方がいいのでしょうか?それとも…?
そこで今回は、「イラストレーターになるために進学したほうがいい?orやめたほうがいい?」というお話をしていこうと思います。
大学卒業しないとイラストレーターになれないのか?
最前線で活躍されているイラストレーターさんの生い立ちには、よく「○○大卒」とか「○○専門学校卒」などという文字を多くみかけます。
進学していない自分から見れば、ちょっと羨ましいです…。
やはり、イラストレーターになるため&食べていくためには、それ相応の大学に入学しないとなれないのでしょうか?
そんなことはありません!
というか、自分自身が「イラストレーター」を名乗れば、あなたはもう「イラストレーター」なんです。
このイラストレーターという職業の定義は、明確には定められていません。
強いて言うなら、この「イラストレーター」を名乗れるかどうかの判断は、
「イラストを提供してその対価(お金)を貰っているかどうか」
が、一番の判断基準になると思います。
これに当てはめると、知人にイラストを依頼されて報酬としてお金を貰っていたら、立派にイラストレーターを名乗ることができるということです。
ですので、進学していないとなれないとうことはまずありません。
イラストレーターになる方法は人によって異なり、決まっているルートはありません。
その中で多くのイラストレーターが通っている道は、イラストレーター専門学校や美術大学に通い技術や知識を磨くことです。引用元: 専門学校デジタルアーツ東京(https://www.dat.ac.jp/course/illust/illust-column/illust_employment/)
高校時代の自分は「大学に進学したかった」
昔話をしますが、私も高校生の時には「美大に進学」することを夢見ていました。
ただ、その時は「イラストレーターになる」という漠然とした夢しかもっておらず、しかも進学したい割に大学にはあまり関心がありませんでした。
たぶん、周りの先生や同級生が「大学に進学」することを目標として頑張っていたので、それに感化されていただけだと思います。
結局、大学に行かず高卒で就職することになりましたが、それでも数年後に退職し、イラストレーターになって稼ぐことができています。
大卒者と比べれば多少苦労はしますが、進学しなくてもイラストレーターとしてやっていくことは可能です。
進学することのメリット
ここまで聞くと、大学に行ってもメリット無いのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、進学を希望しているならぜひとも入学した方がよいです。
イラストを独学で学んでいくことよりも、はるかに効率的ですし、メリットだらけです。
そこで、美大や専門学校に行く大きなメリットについて、いくつか上げてみました!
学習速度がアップする
学校ですから、もちろんプロの教師、講師がわんさかいます。
その教師からイラストに関する知識をこれでもかと学ぶことができるため、独学でイラストを学ぶよりもはるかに学習速度がアップします。
この学習速度アップというのはとても大事なことです。
今後、就職したりフリーランスで働くときに活かされることですが、この「学習速度」を上げてスキルを身に付けることによって、収益も素早く回収することができるからです。
この重要さは、20代前半にしてプログラミング等の事業でめちゃ稼いでいる「迫 祐樹」さん著書の書籍にも紹介されています。
「「9万円」という授業料を払うことで、
独学ならば1年、2年かかるプログラミングの学習期間を節約し、たった2ヶ月で、ベースとなるスキルを習得することができたのです。」引用元:書籍「人生攻略ロードマップ 「個」で自由を手に入れる「10」の独学戦略」
人生攻略ロードマップ 「個」で自由を手に入れる「10」の独学戦略(224)
独学で知識を身に付けようとしても、所詮は「独学」。
スキルを身に付けるスピードは、大学で学んだ方が圧倒的に速いわけです。
独学で「遠近法」について基本から学んでいる時、もしかすると相手はとっくに大学を卒業して実践的な仕事をしているかもしれません…。
このように、大学に進学することで効率よくかつスピーディに画力向上をはかることができます。
イラスト等に関する情報をたくさん入手できる
美大や専門学校の敷地に入ってしまえば、周りは「絵」や「デザイン」に関する知識でいっぱいです。
たくさんの情報を吸収することができるので、見聞を広められますし、自分の目標を確実に定めることも容易いでしょう。
「情報のシャワー」を浴びることできるのも、大きなメリットと言えます。
進学することで発生するデメリット
進学できることに越したことはありません。進学を希望している方は、積極的に進学した方がいいと私は思います。
しかし、進学すると「あれ」に関するデメリットが付きまといます…。
学費がかかる
特に美大となると、授業料高いです。安い大学でも月約6万円くらいかかり、私立の大学だと1ヶ月10万円する大学もあるとか…。
専門学校に入学したとしても、大体月4万円かかるといわれています。
『東京5美大』の学費(2019年)は以下の通りです。
順位 大学名 学費 第1位 多摩美術大学 授業料(平均):¥1,600,000
入学金:¥300,000第1位 武蔵野美術大学 授業料(平均):¥1,600,000
入学金:¥300,000第1位 東京造形大学 授業料(平均):¥1,600,000
入学金:¥300,000第4位 日本大学芸術学部 授業料(平均):¥1,650,000
入学金:¥260,000第5位 女子美術大学 授業料(平均):¥1,700,000
入学金:¥220,000引用元:Woman.excite.(https://woman.excite.co.jp/hoken/student-insurance/48)
金銭的に余裕がある家庭であれば、親御さんが頷きさえすれば問題ないでしょう。
しかし、余裕が無い家庭はそもそも進学を諦めざるを得ません。
ただ、自分でアルバイトをして授業料を払う方法もあります。
しかし、これは現実的ではありません。
アルバイトで頂けるお給料もたかがしれてますし、親からの支援をまったく受けないとすると、生活費を払うだけで精一杯だと言えます。
授業料を全額または一部免除できる「特待生制度」が存在する学校もありますが、入学前の時点でよっっっっぽど絵が上手い人でない限り、特待生になることが難しいでしょう。
そもそも、美大の入学倍率も結構高いですし、入学することすら叶わないかもしれません…。
(専門学校も倍率が高いです。)
大学進学する方にとって一番の壁は「お金」です。学力があったとしても、授業料が払えないと大学に行くことすらかないません。
イラストレーターを目指すため、これから大学進学をしようと考えている方は、大学に行けばメリット尽くしですが、授業料をどうするかが要になります。
進学については、よくよく考えて判断することをおススメします。
最後は個人の努力
でも結局のところ、進学していようがしていないが、絵が上手くなる&絵が思うように描けるスキルが身に付くのは、個人の努力次第だと思います。
進学して十分に知識を吸収する人もいれば、入学しただけで絵が上手くなった気になり、あまり成長できない人もいます。
それは進学しない人でも同じこと。無料サイトや有料コンテンツを駆使してすさまじく成長する人もいれば、「上手くなりたい」と思うだけで進学する人を妬み、そこから一歩も動けない人もいます。
この絵描きというジャンルほど、努力するかしないかで大きな差がでるジャンルも無いのではないでしょうか?
今まで大学を紹介しておきながらなんですが、最後はやっぱり努力次第です。
今の状況におごることなく、無理しない程度に努力していってください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
イラストレーターになるために大学に進学しなければいけない…ということは絶対ありません。
しかし進学すれば、独学でイラストを学ぶよりも、はるかに速いスピードで学力を身に付けることができます。
これを素早く「収益」として還元しやすいので、結果的に「イラストレーター」として活躍し続ける可能性は高いです。
ただ、進学するorしない、どちらにしも最終的には「個人の努力」次第です。
大学にいかずとも、無料&有料コンテンツを駆使するだけでも画力は向上できますし、培ったスキルでイラストレーターとして活躍することもできます。
金銭的に余裕がある方は、ぜひとも大学に進学しイラストについての知識や見聞を広めて頂きたいです。
あまり裕福ではない方についても、進学する人を妬む必要はありません。
今の世の中は、「絵が上手くなる方法」が無料サイトや動画で無限に手に入れることができますので、自分にあった独学方法で学んでいってください。
進学する人もしない人も、イラストレーターになる夢に向かってぜひとも頑張ってください!
それでは!