漫画の練習方法

超初心者向け!漫画の始め方と学習方法について紹介します

こんにちは!無印かげひと(@kage86kagen)です!

数十年前から、TwitterなどのSNSを介してイラストや漫画をアップする人がめちゃ多くなりましたよね!こうしてみると「イラスト業界」は本当に盛り上がっているなー、って感じています。

自分の気持ちをイラストなどに表現することって、とても素敵ですよね!
一枚絵のイラストもそうですが、漫画形式で描いてTwitterにアップする方も負けないくらいめちゃ多いです。

そんな中、Twitterのフォロワーさんから
漫画を描きたいけど、どうやって学べばいいか分からない
”分からない”が分からない
…という悩みを頂きました。

ワインさん
ワインさん
その気持ち、めっちゃ分かります!今まで一枚絵しか描いたことがなくて、漫画も描いてみようかなーと思いつつも、
何から学べばいいのか分からないし、分からないが分からない状態…。
結局、諦めてしまう人も多いよねー
かげひと
かげひと
私も最初はそんな感じだったな。
先入観で漫画は難しいって思ってたから、ずっと一枚絵のイラストを描いていこーって思ったもん。

ということで、今回は「超初心者向け!漫画の始め方と学習方法」についてお話しようと思います。

「漫画を始める」最初の門を、可能な限り低くして説明していこうと思いますので、漫画を描いてみたいな…と思う方は、ぜひこの記事をご覧ください!

(※なお、今回は「デジタル」で描く方法を中心に紹介していきます。)

[大前提]漫画は一日で完璧に描けない

説明する前に、意識して欲しいことがあります。

例え、漫画の描き方が載っている参考書を1日で読んだとしても、1日で完璧な漫画を描くことはできません
1日根詰めて勉強したからと言って、その日や翌日に「鬼滅の刃」のような漫画を描くことは到底無理です。

大前提として、すぐに上手くなれるとは思わないようにしましょう
継続的に、長く勉強することが大事です。

以下のグラフにも示されていますが、自分が思い浮かべる「成長」理想と現実には、ギャップが大きいです。

赤線のように成長できれば「理想」ですが、現実青線のような「曲線」のように成長していきます。

「学習曲線」

勉強した努力の量に比例して直線的に成長すると思う方もいらっしゃると思います。
しかし、実際の成長は指数関数のグラフのようにある時点を境目に急激に成長すると言われています。

引用元:「STUDY GYM」(https://studygym-s.com/2020/05/14/2495/)

ですので、まずは「早く描けるようになりたい!という焦りを抑えてもらってから、この記事読み進めて頂けると幸いです。

まずは必要な道具から

まずは肩慣らしの意味も込めて、漫画を描くための道具について紹介しましょう。

主に、
紙とペンを使う昔ながらのアナログ
パソコンなどで描くデジタル
この2種類があります。

デジタルの場合

パソコンペンタブレットさえあればすぐに始められます
マンガ作成に特化したペイントソフトは「CLIP STUDIO PAINT」が有名ですが、初心者の方は、まずは無料ソフトを使用してみることをお勧めします。
無料ペイントソフトで有名な「GIMP」は、使いやすくておススメです。

アナログの場合

アナログだと、一台で済むデジタルと違い、いくつか道具が必要になってきます。
漫画原稿用紙(初めのうちはコピー用紙でもOK)
下書き用の鉛筆シャーペン
ペン書き用のペン(Gペン丸ペンなどが主流)
修正液
最低でも、上記の道具が揃っていれば作成することができます。

ワインさん
ワインさん
トーン」については、使用するかどうかは自由です
コーヒーさん
コーヒーさん
現に、少年漫画で連載されていた「銀魂」や「NARUTO」は、ほぼトーンを使用していないよね

ですので、トーンの準備は必須ではありませんが、人の影や背景にトーンを使用すると、読者にとって見やすくなったりします。

 

デジタルとアナログ…。どちらも一長一短はありますが、長期的に描く人は、お金や時間の意味も含めてデジタルの方が圧倒的にコスパがいいです

一般的な漫画の描き方

次に、一般的な「漫画の描き方」についてご紹介します。

1.ストーリーを考える
2.ネームを考える
3.下書きを作成する
4.ペン入れをする
5.完成!

ワインさん
ワインさん
大抵の方は、上記のような流れで漫画を描き進めます。

1.ストーリーを考える

まずはストーリーを考えましょう。
体験談…人から聞いた話…読んだ漫画に触発されて…。
頭の中にぽっと話が浮かんだら、それをさらに追及してましょう。

「昨日の夕飯、魚だったけど、骨が多くて食べずらかったな…」
ぐらいの短さでも構いません。
初心者の場合は上記の短いストーリーでもいいので、ちょっとした話を漫画にしてみましょう。

2.ネームを考える

初心者にとっては、ここからハードルを高く感じてしまいがちですが、ネームは「下書きの下書きと思えば大丈夫です。

まずは、思い浮かんだストーリーをメモ帳に箇条書きしたり、その箇条書きしたものを絵にしてみましょう。
デジタルであれば、ペイントソフトのキャンバスにそのまま描けばよいですが、アナログで描く場合いきなり原稿用紙に描くのではなく「コピー用紙」に描くようにしましょう。

ネームの時点で大まかにきめておきたいのは、
コマ割り(何個に分けるのか)
セリフ(思いつかなかったら、次の「下書き」工程でもOK)
キャラクター(今描くことができるキャラクターでOK)
・キャラクターの簡単な動き
以上が揃っていれば十分です。
慣れてきたら、「表情」、「擬音」なども付け加えておくのもいいでしょう。

3.下書きを作成する

ネームが完成したら、いよいよ「下書き」を開始します!(アナログは「漫画原稿用紙」に下書きを描きこみます。)

今回は「デジタル」方式を中心に紹介します。デジタルの下書き方法は超簡単!

コピー用紙などで紙にネームを描いた人は、
ネームをスマホ等で写真に撮り、それをペイントソフトに取り込んで、そのネームレイヤー透明度を下げれば下書きの準備の完成です!
・デジタルソフトでそのままネームを描いた人は、その描いたレイヤーの「透明度」を下げるだけ!

かげひと
かげひと
経験上、透明度は「15~20%」まで下げれば、薄くなりすぎず、でもはっきりと見える薄さになるよ。

下書きの工程では、ネームを踏まえて、ストーリーやキャラクターの表情をさらに詳しく描いていきましょう
ネームでセリフが決まらなかったら、この時点では決めておきたいですね。

4.ペン入れをする

制作段階の要となる「ペン書き」です。
先ほど下書きしたレイヤーを、ネームの時同様に「透明度」を薄くしてから、ペン入れ用のレイヤーを上に配置して、その上を好きなペン好きな色で丁寧になぞっていきます

最初のうちは、クリスタに内蔵されているペンで描いてみましょう。
Gペン:アナログの「Gペン」と同じ。細い線、太い線といった筆圧の強弱をつけやすいペン。(今回の漫画は「Gペン」で作成。)
丸ペン:線は一律細め。強弱がつけにくい。細かいイラスト、や建物などを描く時にちょうどいい。
カブラペン:Gペンよりも固い印象。Gペンよりもさらに躍動感を表現できる。

全体的にペン入れが終わったら、ざっと見返してみて、はみ出した線などを「修正」していきましょう。
消しゴムツール」を利用してはみ出した線を消したり、足りない部分を描いていったりしましょう

5.完成!

完成です!
初めはあまり高みを目指さずに、上記のような簡単な漫画を描いていきましょう。
コマ数も、最初は1ページに2コマ
慣れたら3コマ…。という風に、コマ数を増やしていくとよいかもしれません。

最初のうちは、「ストーリー」の面白さオチなど深く考えなくていいよ
一番大事なのは、一つの作品を最後まで描ききること
完成することで、途中で諦めるよりたくさんの経験値を得ることが出来るよ。

では「何から」「どのように」学んでいけばいいのか?

ここまでは、必要な道具や、漫画の進め方について説明しました。
ここから本題ですが、漫画は「何から」「どのように」学んでいけばいいのかをご紹介します。

私なりに考えましたが、優先的に学ぶべきことを、以下のように並べてみました!

キャラクターの描き方
コマ割りのやり方
セリフ枠の描き方
文字の大きさ、入れ方、文章について
擬音の描き方
背景効果線の描き方
漫符の描き方
⑧上記を使って1作品完成させ、再度①から順に勉強する

上記の流れをひたすら巡回しますひたすらです。
分からないが分からない」方こそ、試して欲しい方法です。
これを一巡していけば、各項目偏りなく知識が身に付くでしょう。

巡回していくうちに、「私はセリフを思い浮かべるのが苦手だな」と思ったら、そこを重点的に学べばOKです。

ですので、上記の流れを把握したら、
次に自分の好きな漫画を一冊手元に用意し、その漫画を見ながら上記の項目に着目して勉強していきます。

そのまま漫画を楽しんで、一冊読み終えないように気を付けてね。やりがちだから。

①キャラクターの描き方

キャラクターは、「漫画」を描く前提としてある程度描けないといけない項目です。
だからといって、今はやりのスマホゲームのような、キラッキラなキャラクターを目指す必要はありません!
今描ける」画力で大丈夫です。人間ではなくても、「ハム太郎」のようなゆるキャラ動物だったり、最悪「棒人間」でも大丈夫です。

参考の漫画本に出てくるキャラクターの動きを、そのままそっくりマネして「棒人間」として描いたりすることもおススメです。

ワインさん
ワインさん
何度も言いますが、最初は目標を高く設定し過ぎないようにしましょう。

②コマ割りのやり方

「漫画」といったらこれです。イラストの一枚絵とは違い、複数の「枠」で分けてからこそ、「漫画」といえます
ですので、キャラクターの描き方をある程度勉強したら、次は「コマ割り」について学びましょう。

まずは、1ページを二分割して、2コマのみ枠線を引きその枠内に絵を描いてみましょう

2コマの漫画を1作品完成させたら、そこから徐々にコマ数を増やしていきましょう。

ちなみに、3コマ以上割る時のストーリーの進め方ですが、読者の目線が下記のような流れになるようにコマを配置し、描かれていることがほとんどです。

3コマ以上描くときは、「読者の目線」を意識してコマを割ってみましょう。

③セリフ枠の描き方

コマ枠の引き方をある程度学んだら、次はセリフ枠を描いてみましょう。

セリフ枠は、最初は〇さえ描ければ大丈夫です。
クリスタ等には「吹き出し」機能が備わっており、超簡単にセリフ枠を描くことができます。
まずは、コマ枠セリフ枠が被さってもいいので、気にせず吹き出しを作ってみましょう。

セリフ枠の種類は、大体このように役目がつけられています。

楕円:主にキャラクターが話す時に使います。
四角ナレーション、回想、電話先の相手の声などのの表現にぴったりです。
主人公の心の声も、これで表現する場合があります。
フラッシュ形式:怒る、喜ぶ、絶望する、など、心が大きく揺れ動いた時にうってつけです。

④文字の大きさ、入れ方

セリフ枠を勉強したら、そのセリフ枠に入れる文字を入れてみましょう。
最初は、枠内に文字が入りきるよう入力してみます。

文字の大きさ」、「フォント」については、慣れてきたら意識するようにしましょう。まずは、枠内に収めることを目標とします。

知識は、一度に覚えられないからね。
このやり方を一巡した後に、次の学習ステップに進むような感じでいいんじゃないかな。

⑤擬音の描き方

文字ほど重要ではありませんが、漫画の情景をさらに引き立たせることができる表現方法です。
バンッ!」や「カシャン」、「コトコト」などを「擬音」といいます。

この擬音は、文字入力で綺麗に描くよりも、手描きで描いた方が躍動感がありますので、最初は自分の手癖で描いてみましょう

⑥背景、効果線の描き方

最初は簡単な背景にチャレンジしてみましょう。「グレ一1色」とか、「グラデーション」とか「トーン」をただ貼り付けるとか…。
クリスタには、初めから「背景素材」が備わっていますので、これを利用することもありです。

効果線についても、「擬音」と同様情景を引き立たせるために覚えておいたほうが良い技法です。
有名どころだと「集中線」でしょうか。
これも、あらかじめクリスタの機能に備わっていますので、ぜひ使ってみてください!

かげひと
かげひと
クリスタは本当に有能。大好き。

➆漫符号の描き方

キャラクターの反応をさらに分かりやすくするための記号を「漫符」と呼んでいます。

初心者にとっては、何が漫符なのか、どう表現すればいいのか分からないと思います。
これについては、参考にする漫画等を参照して頂ければ早いです。

⑧上記を使って1作品完成させ再度①から順に勉強する。

今まで①~➆の勉強すべき点をあげましたが、これらをすべて使用した作品を1つ作り上げましょう

完成したら、自分の作品を客観的に見返したり、参考にした漫画本と見比べたりなどして、
今回上手くいった箇所
上手く表現できなかった箇所
次に学ぶべき点
などを、メモ帳なりなんだりに書き出してみます。

①~⑧の手順を繰り返すと、漫画の描き方が徐々に分かっていくはずです。

かげひと
かげひと
根性論になるけど、これをひたすら繰り返す飽きたら途中で休憩してもいい。なるべく楽しみながら勉強してみてください。

とにかく描くしかない

ここまで、超初心者向けの漫画の勉強の仕方を教えてきましたが、これを見ておきながら「他に効率的のいい方法ないかな~」って探し始めようとする方、

諦めてこれを繰り返してください

初心者ほど、「もっと早く、効率的に上手くなりたい」と思い、参考書を見てもなお別の参考書を探しがちですが、初心者のうちの「参考書」巡りは時間の無駄です

参考サイト、参考書巡りは、1回に2,3個程度に抑えて、その参考をしゃぶりつくしたら次の参考書に向かうことをお勧めします。

イラストや漫画は、とにかく描いて描いて学ぶしかありません
この記事が少しでも参考になったら、まずはこの方法で勉強してみてください!

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、漫画を今から始めてみたい「超初心者向け」の勉強方法を説明いたしました。
今回はかなり長くなってしまい、申し訳ございません…。

まとめになりますが、
漫画をどう勉強すればいいのか分からない方は、
まずは好きな漫画を一冊手元に持ってきて以下の項目に着目して勉強してみてください。

キャラクターの描き方
コマ割りのやり方
セリフ枠の描き方
文字の大きさ、入れ方、文章の考え方
擬音の描き方
背景効果線の描き方
漫符の描き方
⑧上記を使って1作品完成させ、再度①から順に勉強する

①~➆まで一通り学んだら自分の作品を見返し反省点を挙げ次の勉強に活かしていきます

再三言っていますが、「すぐに上手くなりません!
上手くなるには長い期間がかかることを見通して、無理のない範囲で学び続けることが大事です。

画力の向上は、最初に紹介したグラフのように「緩やかな曲線」を描いて成長していきます。
理想と現実」のギャップで漫画を描くことを諦める方が大勢いますが、そのギャップも受け入れつつひたすら継続していけば、そのうち一気に画力向上が見込めます

終始熱く語ってしまいましたが、「本気で上手くなりたい描き方を学びたい方」は、今まで紹介した方法をぜひ実践してみてください!

さらに詳しい「漫画」の描き方については、このブログで不定期に紹介していこうと思いますので、よろしかったら参考にしてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは!


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イラストレーターを目指す会社員(退職準備中)
無印かげひと
のんきでおっとりしたフリーランスイラストレーター。魅力的なイラストを制作します。コーヒーとワインと林檎が好き。