この記事では、以下のことについて解説しています。
●パソコン画面が2つ以上あるデュアルディスプレイについて
●デュアルディスプレイを取り入れた後のイラスト制作時間は?
無印かげひと(@kage86kagen)です!
実は12月頭、管理人はイラスト作業用としてもう一つディスプレイを購入しました!現在家にはパソコンモニターが2つ並んでいる状態ですが、購入した理由はイラスト制作において大いに役立つだろうと思ったからです。
「え?ディスプレイが2つあったところで、それがイラスト制作と何か関係あるの?」と思われるかもしれませんが、使用してみて分かる、すごく役に立ちます!
ということで、今回は「イラスト制作効率が上がるデュアルディスプレイ(2画面)」についておススメしていこうと思います!
- イラストレーターとしてお仕事されている方
- 趣味で描いているけど、画力向上のために描くスピードを上げたい方
- サブモニターを設置してお絵かきしてみたい方
お絵かき環境をデュアルディスプレイにすることにより、実はメリットありありですので、よかったら最後までご覧ください!
もくじ
1画面だけだとやりにくくなった

絵描きの大半の方は、パソコンのモニター1つで描く、スマホなどの端末1台でイラストを描いている方が多いと思います。現に、イラストを制作する時は1画面だけでも支障はないですし、画面の数について気にしている方はそんなにいないと思われます。
管理人もイラストレーターになる前までは気にしていませんしたが、イラストレーターとして本格的に活動を始めた時、モニター1画面だけではイラスト制作にやりづらさを感じてしまいました。
例えば、イラストのお仕事で、「地球から宇宙に向かって、荷馬車を引いて飛び立つペガサス2匹」の挿絵を描いてくれと頼まれたとしましょう。もしこの内容のイラストを描く場合、イラストレーターであればよほど描き慣れたモチーフじゃない限りは、必ず参考資料を見ながら描かれると思います。
その参考資料ですが、みなさんは普段どんな風に参考資料を広げていますか?
おそらくは上記のような手段を取られる方が大半だと思います。
しかし、管理人は上記のように、参考資料を別媒体で展開しながら描くことに面倒くささを感じてしまうようになりました。たくさんのモチーフを参考にしようとすると、その数だけ面倒になってきます。
今回例として挙げた「地球から宇宙に向かって、荷馬車を引いて飛び立つペガサス2匹」を描くときは、最低でも、
- 「地球」
- 「荷馬車」
- 「ペガサス」
- 「飛び立つポーズ、構図」
これらの参考資料を見ながらでないと、リアリティが欠けて、魅力的なイラストが描けません(管理人の場合)。
ただそういった場合、参考書を同時に4冊広げながら描くと机の場所を取りますし、スマホ画面を4分割にして表示しようとすると、参考画像が小さすぎて参考になりません。
さらに突き詰めてしまうと、ページをめくる時間、スマホをスライドする時間、これさえも時間が勿体なく感じてしまうようになります。
すばやく資料を展開して、丁寧にイラストを仕上げたい…。その問題の解決方法を探して出会ったのが、「作業画面をデュアルディスプレイ」にする方法だったのです。
デュアルディスプレイとは?

デュアルディスプレイとは、「1台のコンピューターに、2台のモニターを繋いでパソコンを使用する」ことです。1画面の中を2分割させるわけではなく、モニター2台を並べて使用することを指します。
この方法を行えば、メインの画面でお絵かきしつつ、もう一つの画面に参考資料をずらーっと並べて描くことができます。
思い立ったが吉日、そんなわけでさっそくAmazonでぽちりました。今回私が購入したモニターはこちらになります。
現在使用しているモニター(23インチ)よりもちょっと大きい23.8インチのモニターを買いました
お値段は「約17,000円」(2020年現在)。少々お値段が張りましたが、「楽に」「速く」描くためには、多少の出費は惜しみません。17,000円で生産性が生み出されるくらいなら、安いぐらいです。
そして、お家に届きました!

デュアルディスプレイを知る前までは、パソコンに2画面を付ける事自体考えに無かったので、接続に超苦戦しながらも、ようやく稼働させることができました。
見てくださいこの迫力!左の「縦ディスプレイ」が今回の新入りモニターです。

今回購入したモニターは、「縦」「横」自在に回転できる優れもののディスプレイです。
現在使用している机は、ノートパソコン使用時から愛用していた机でして、かなり狭い机となっています。そのため、元から使用しているモニターと一緒に横に並べて使おうとするとかなりの横幅を取ってしまいますし、かえって画面が見づらくなってしまう恐れがありました。
そこで、縦型のディスプレイを使用すれば机の場所もあまり取りませんし、机を買い替えた時に縦にも横にもできるタイプの回転式のディスプレイを購入しました。
デュアルディスプレイの使い心地は!?
デュアルディスプレイにしてから1週間ほど経ちますが、もう1画面には戻れないほどとても快適です!
参考資料を複数枚同時に展開できて、なおかつメインの絵描きスペースは邪魔されることがない…。これのおかげで、イラストを描く作業スピードは1.5倍くらい速くなりました。
管理人が不良所得として作業しているストックイラスト作りに関しても、隣に参考資料を展開しながら描けるので、同じ制作時間でより多くの素材を作ることができています!
先ほどの「地球から荷馬車を引いて飛び立つペガサス2匹」を描くときの風景はこんな感じです。

縦型ディスプレイの場合、上記画像のように展開すれば、たくさんの参考画像を一気に並べる事ができます。より多くの参考資料を見たい場合、画像の表示サイズを小さくすれば10枚以上表示することも可能です。
このように、デュアルディスプレイを設置すると参考資料を見ながら作成できるので、イラストもより丁寧に描くことができ、イラストの説得力も増すことになるでしょう。今回は本当にいい買い物が出来ました!
デュアルディスプレイはイラスト以外にも活用できる

このデュアルディスプレイは、実はイラスト制作以外にも大いに役立ちます。
例えば、このブログ記事を作成する時にもかなり役立ちました。作業内容としては、メイン画面で文字を打ち、もう一つの画面で参考にしたい文書やデータを展開、それを見ながら記事内容を考える…といったことができます。
また、YouTube動画などを開きながらお絵かきすることも可能です。
小さなモニターでも十分OK!
今回は約24インチの大きなモニターを紹介しましが、これより小さなモニターでも全然OKです!1つのモニターで作業をするよりも2画面以上で作業をした方が、短い時間でスピーディにイラストを制作する事が出来ます。
例えば、下記のモニターは10.1インチで約7,000円ぐらいで購入できます。画面は小さめですが、管理人が購入したモニターの値段と比べるとめちゃお手頃です。
多少値段が張りますが、場所を頻繁に変えてお絵かきをしたい場合、持ち運びが簡単にできるディスプレイも販売されています。
また、中古品として販売されているモニターでも十分役に立ってくれます。リサイクルショップにはたくさんのモニターが売り出されていますので、こちらで購入すれば出費も抑えられ、すぐにデュアルディスプレイに出来ます。
「目の疲れ」には注意!

しかし、便利さの裏にはデメリットもあるのが世の理です。主なデメリットの一つとして、デュアルディスプレイにするとブルーライトも2倍浴びることになり、目の疲労も2倍になります。そのため、目の疲労が気になる方の場合は、下記の事項を対策する事を推奨します。
- ブルーライト遮断シートを貼る
- 制作時間を決めて、適度に休憩する
絵描きにとって、目は特に大事な部分です。適度に休憩し、目を労わってあげましょう。
本気でイラストに取り組むならおススメします

ここまではデュアルディスプレイの何某について語ってきましたが、デュアルディスプレイは本気で絵が上手くなりたい方、イラストレーターとして活動される方には、かなりおススメの作業環境です!
イラスト制作時間が速くなると、「たくさん描けるので画力向上もスピードアップする」、「ラフ、線画、着色作業が速く終わる」など良い事尽くしです。
「でも、今はそんなに上手じゃないから…」「もっと上手くなったら買おうかな…」と悩んでいるくらいなら、思い切ってデュアルディスプレイにしちゃいましょう!そんな方達にこそ、デュアルディスプレイをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「デュアルディスプレイ」の良さについて、体験談をまとめてみました。
モニターを2画面にすることで、メインでお絵かき画面を開き、サブで「参考資料」を大量展開しながら描くことが可能です。参考資料の本をいちいちめくったり、スマホ画面をスライドさせる手間が大いに省けます。
結果的に、イラスト制作時間を短縮できたり、その分たくさん描けて画力向上を図ったり、仕事を速く終える事も可能です。
おかげさまで、私も描くスピードが1.5倍速くなりました!その浮いた時間でたくさんのイラストが描けたり、早く終わった分を大好きな読書にあてることができるので、もうモニター1画面には戻れません!
もっとイラストが上手くなりたい方、イラストレーターとして活動されている方、これを機に「デュアルディスプレイ」も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました!
それでは!