
こんにちは!無印かげひと(@kage86kagen)です!
今月末にはついに退職。そして、8月からはフリーランスイラストレーターとして働くことになります。
それに関連して、最近は「社会のビジネスマナー」について改めて考え直すようになりました。
今までの私の仕事内容は、電話の受け答え、相手との取引の調整を必要とする、いわゆるコミュニケーションが大事でした。
そのため、ある程度のビジネスマナーは身にけているつもりですが、現在復習の意味も込めて学び直しています。
そこでふと、とある話を思い出しました。それは、「イラストがとても上手な方なのに、仕事が全然来ない」方の話です。
仕事の募集は行っている。しかし、会社からは一向に連絡が来ない・・・。そのイラストレーターはなぜ、仕事が来ないのでしょうか?
今回は、「イラストが上手いだけではダメ!ビジネスマナーも身に付けておくべき理由」について、説明していこうと思います。
絵がすこぶる上手いのに仕事が来ない人の話
現在も活躍している、「絵が超絶うまいとあるイラストレーター」さんがいらっしゃいます。私はその方のイラストに惹かれ、学生の頃から追いかけていました。
その当時では、主にイラスト投稿雑誌の表紙を飾っていたり、講座コーナーを設けてイラストの描き方を懇切丁寧に説明していた、プロ中のプロです。
この方のイラストがもっと見たいので、社会人になってからSNSを見つけて投稿内容を読んでいましたが、その方の投稿文は、日々の恨みや悪口の投稿ばかり···。
どうやら、取引先の悪口や恨みを徒然とのせていたようです。
多くのファンからは、「大丈夫ですか?」とか「元気出し下さい!」と励ましの言葉が届いていました。
かたや、その方の調整先と思われる方々の投稿を見てみると、「この人は納品の期限を守らない」、「この人に頼むと罵声が飛んでくる」などなど、そのイラストレーターさんのマナーが悪いような書き方をしていました。
(個別の名前は出していませんでしたが、内容から見て取れる投稿でした。)
両者で何があったかわかりませんが、いくつかトラブルがあったのは間違いないようですね。
悪口もさることながら、気になった点は「期限を守らない」「罵声を飛ばす」といった内容でした。
イラスト技術だけでなくビジネスマナーも身に付けよう
一連の流れを見ていただきましたが、もしあなたが依頼者だった場合、このイラストレーターさんに仕事を頼みたいでしょうか?
私であれば、例え美麗なイラストを描かれる方でも、SNS上での投稿内容、取引先からの評判を判断材料とし、残念ながら別の方にイラスト依頼すると思います。
仕事を行う以上、最低限のビジネスマナーは身につけて行く必要があります。イラスト技術さえ身に付けていけばいいというわけではありません。
イラストが上手いけど素行が悪い方に頼むより、ビジネスマナーが身についている常識ある方に頼んだ方が、お互い気持ちのいい調整ができて、次の仕事も頼みやすくなります。
しかし、ビジネスマナーとは言うものの、マナーは意外と複雑で分かりにくかったりしますよね。
最低限何を守ればいいのでしょうか?
なにも難しく考えることはありません。義務教育等で教わった当たり前の事を、最低限身に付けていればOKです。
最低限身に付けて欲しいマナー厳選
というわけで、イラストレーターで仕事を行うために、最低限必要なマナーを取り上げてみました
締め切り厳守
イラストを頼まれるからには、期日厳守。これは絶対守っていきましょう。
発注者は事業の計画を立てて、そのタイミングで依頼しています。
いついつにこれをやって、これを完成させ販売する、とプランニングを立てていますので、
納品の期日が遅れるということは、すなわち発注者側の計画もズレこんで来るということです。
それでも、受注者側が予期せぬトラブルに見舞うことがあるかもしれません。
もし、イラストの納品が遅れそうな場合は、前もって連絡を入れておくことがマナーのひとつです。
この連絡についても、締切1時間前に急いで連絡をすることなく、早いうちに自分の進行状況を冷静に見つめて、最低でも1日前に連絡できればいいでしょう。
御の字なのは「締め切りを厳守すること」。
もし間に合わない場合は、発注者に電話連絡をする。
最低限、覚えておきましょう。
電話やメールの対応
一昔前に比べると、電話での調整よりもメールでの調整が多くなってきていますが、どちらも必需品には変わりありません。
電話での受け答え、メールの送信の基本を身に付けておきましょう。
例えば電話の場合は、「開口一番、まずはあいさつから」、「明るくハキハキと」、「忘れないようにメモを取る」、「電話が終わった時、電話をかけた人が先に通話をOFFにする」など…。
メールの場合は、「絵文字や顔文字は付けない(相手先は友達ではない)」、「重くなるので、添付ファイルは2MBまで」、「誤字脱字がないか2,3回内容を見返す」「メールを受信したらなるべく早く返信する」などなど…。
細かいマナーはまだまだありますが、詳細については専門のビジネスマナー書籍を見て頂ければ分かるでしょう。
相手に不快感を与えないこと。最低限こちらを守ってください。
身だしなみ
時として、相手先と直接お会いする場面も出てくると思います。
その人の第一印象は、見た目で決まります。
「見た目はヨレヨレでいいや、内面で勝負!」と思っている方もいるかもしれませんが、見た目を覆す印象を与えるにはかなりの時間を要します。
会社に伺う際は、ヨレヨレのシャツやパーカー姿で臨むのは控えましょう。
かといって、ガチガチフォーマル姿でも固い印象を与えてしまう場合があるので、間を取って「ビジネスカジュアル」な服装がベストです。
頭髪にも気を付けましょう。目にかかるほどの前髪は、分けるかカットしましょう。
長髪の場合は髪ゴム等でまとめておくと、爽やかな印象を与えることができます。
女性の場合は、「ナチュラルメイク」が望ましいです。ノーメイクはマナー違反ですし、かといって盛り過ぎるのも良い印象は与えません。
相手先に伺うときの服装に自信が無い方は、検索サイトで画像を見てみるのもいいですし、知人に会社員がいたらその方に見てもらうのもいいでしょう。
第一印象は見た目です。訪問する場合は、身だしなみにも気を付けていきましょう。
1件1件丁寧にこなし、信頼感をアップしていこう
絶えず仕事が舞い込んでいる方。そんな方こそ、ビジネスマナーがきちんと身に付いている方かもしれませんね。
調整や対応に不快感が感じられず、締切日も守ってくれる人は、結果的に相手から信頼されます。
日々の案件を丁寧にこなしていくことによって、その人の信頼感は着実にアップしていき、大きな仕事に繋がったり、以前対応した会社の紹介で別の仕事を頂いたりすることが多いです。
よく、「イラストが超絶上手くないと見てもらえないんだ」と嘆く方もいらっしゃいますが、そうでもありません。
ぶっちゃけ、イラストが上手いかどうかは気にしなくても大丈夫です。その方のイラストはその方でしか描けませんし、イラストを他人と比べる時点で無意味なことです。
どの仕事にも該当しますが、その人の「信頼感」がとても重要です。
その信頼感を育てるためには、日々の振舞い方つまり「ビジネスマナー」が身についていれば、相手からの信頼も自然と大きくなっていくことでしょう。
私も含め、これらからイラストレーターとして仕事する方達は、一度でもいいのでビジネスマナーについて勉強してみてはいかがでしょうか?
おススメのビジネスマナー本
これまで、最低限身に付けて欲しいビジネスマナーをあげてきましたが、ビジネスマナーって意外と複雑でもあるんですよ。
今回の記事を書くにつれて参考にした書籍がありますので、新社会人でも分かりやすいビジネスマナー本を厳選してみました。
会社員からフリーランスで働く人まで、「働く人」のために記されたビジネスマナー辞典です。私も紙媒体で手元に置いております。
2019年に発行された書籍ですので、今の時代に合ったビジネスマナー本となっています。参考にしてみてください。
こちらは、イラストレーターに特化したビジネス本となっています。
相手先との調整についてはもちろん、トラブルのもとになる「著作権」の話も載っていますので、 とても参考になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
働く人すべてに付きまとうビジネスマナー。もちろんイラストレーターも例外ではありません。
相手先との調整は必ず発生しますので、最低限でも以下の要項を身に付けてください。
●締め切り厳守
●電話やメールの対応
●身だしなみ
これらのマナーを身に付け、仕事の調整をすることによって、イラストが上手い下手問わず仕事を勝ち取る可能性が高いです。
これから社会人となる方、現社会人の方、私と同様退職して新たな職に就く方…。
振り返りの意味も込めて、一度ビジネスマナーについて学んでみてはいかがでしょうか?
それでは!