ストックビデオ

ストックビデオ初心者におススメしたい、優先的に作っておくべき動画素材3選

この記事の解説内容

●ストックイラストよりも収入がでかいストックビデオとは?
●ストックビデオを購入する人の目的について
●初心者が最初に作っておいたほうが良いストックビデオ3選
●MOVファイルは必ず上げておいたほうが良い理由とは?

かげひと
かげひと
こんにちは!イラストレーター
無印かげひと(@kage86kagen)です!

今回は、ストックサイトの中でも「ストックビデオ」に焦点を当てた話になります。

制作した素材をあらかじめ投稿し、購入されたら報酬が入る「ストックサイト」というサービス。管理人は最近ストックイラストと並行しながら、動画素材を投稿する「ストックビデオ」を制作している時間が少しずつ増えてきました。

今後ますます動画コンテンツが伸びていく兼ね合いでしょうか。動画素材を制作するクリエイターも、それを購入する購入者の数も、どちらとも多くなってきたように思えます。

管理人が動画素材を投稿し始めたのは2021年4月からになります。最初の1,2ヶ月は売り上げ全くありませんでしたが、3ヶ月目あたりから少しずつ売れていき、先月の2021年9月は、1ヶ月で6本もの動画が購入されました!

コーヒーさん
コーヒーさん
動画はイラスト以上に売れにくいイメージがあるけど、イラストよりは報酬が高いから初めてみたいとは思うんだけどね。

これまで約半年間、ストックビデオについていろいろ観察してきましたが、どういった動画が売れやすいのか?まず何を作った方が売れやすいのか?と言った内容についてなんとなーく分かってきたような気がするので、同じストック職人に共有できればなと思い、この記事を作成しました。

ということで、今回は「ストックビデオ初心者におススメしたい、優先的に作っておくべき動画素材3選」についてお話をしていきます。

  • 実写映像を伴わない、イラストやCGを使用したストックビデオを始めてみたい
  • だけど、初めは何を制作すればいいのかが分からない
  • ストックビデオを販売しているけど、イマイチ売れない…

などなど、実写映像ではなくイラストやCG×動画を中心とした話にはなりますが、これからストックビデオを始められる方へ参考になれば幸いです。

ストックビデオは売り上げが大きい

ストックビデオを作ってみたい!けれど動画編集が難しそう!

…このように思っている方も多いかもしれません。

確かに、ストックビデオを制作する際は、動画編集スキルがある程度無いと制作が難しいです。しかし、動画編集は正直苦手だけど、ストックビデオは頑張って投稿している…という方も中にはいますが、その理由としては「ストックイラストと比べると売り上げ額が大きい」からです。

ワインさん
ワインさん
なんとなく予想はしていましたが、実際どれくらいの差があるのでしょうか?

例えば、ストックサイトで有名なPIXTAで「イラスト1枚 Mサイズ(単品)」が購入された場合、販売額が「1,980円」で、獲得できるクレジットは「3.96クレジット(1クレジット=110円なので、約436円)」となります。
(※クリエイターランク1の場合)

上記に近い値段として「映像素材1個 Web用Sサイズ320×180px(単品)」を取り上げて見ますが、これが購入されると販売額が「1,650円」となり、獲得クレジットは「6クレジット(660円)」になります。

  • イラストの場合、「1,980円」で購入されると、約436円が報酬になる
  • 動画の場合、「1,650円」で購入されると、660円が報酬になる
コーヒーさん
コーヒーさん
動画の方が報酬が高い…?今回の例の場合、イラストの方が購入額が高いのに動画の方が貰える報酬が高いのはどういうことなの…?

…と疑問を持たれた方もいるかもしれませんが、これは「獲得できるコミッション率」の違いによります。

PIXTAで単品のイラストが購入された時、一般クリエイターの場合だと購入額の22~42%がクリエイターの取り分となりますが、動画の場合はクリエイターランク関係なく一律「40%」を獲得することが可能です。

PIXTAでは「クリエイターランク」という独自のシステムがあります。イラストの売り上げはランクごとによって報酬額が変わってきますが、動画素材はランク関係なく、全クリエイターが高めのクレジットを貰うことが可能です。

金額が違う…というよりは、「獲得クレジット」の比率が違うと言った方が正解かもしれませんね。

コーヒーさん
コーヒーさん
ほうほう。

今回は「値段が近い素材サイズ」を例に出しましたが、実際に売れている管理人の動画は「1280×720」のHD動画以上の素材が多いです。これはYouTubeで投稿する時の最適な動画解像度ですが、「1280×720」が単品で売れた場合、販売価格が「7,700円」になるため、獲得クレジットは「28クレジット」、値段に直すと「3,080円」が報酬となります。

(PIXTAでの売り上げを一部抜粋した画像)

コーヒーさん
コーヒーさん
たっか!イラストだと「エクストラライセンス」の買い方じゃない限り、この値段にならないよね!

今回はPIXTAを例として出しましたが、動画素材は別サイトであるAdobe StockMotion Elementsでも、基本的にコミッション率が高いです。ただし、i Stockは他のサイトと比べて一回り低いので、ご注意ください

実際にもらえる動画1個に対しての収益(又はコミッション率)

  • PIXTA購入額に対し40%(単品購入、”DL点数20点/月以下”プランの場合)
  • Adobe Stock$22.48 – $28.00(約2,248円~2,800円 HDビデオ購入の場合)
  • i Stock20
  • Motion Elements50%(モーエレは動画の販売額を自分で設定できる)

各サイトのコミッション率参考URL

購入者目線でストックビデオを購入する目的を考える

ストックビデオを制作&販売する時には、イラスト同様に戦略を立てながら制作していかなければいけません。

基本的にはストックイラストを制作する時の考え方と一緒にはなりますが、

  • 動画を購入する人は、どういった考えを持って購入するのか?
  • どんなシーンで使用するのか?

などなど、購入者目線になって制作することが肝となっていきます。

ということで、この項目では実際の購入者の意見を参照したり購入者に立った時のイメージを思い浮かべながら、「ストックビデオを購入する目的」を考えてみました。

かげひと
かげひと
次の項目で説明する「売れやすいストックビデオとは?」に繋がる説明ですので、ぜひ参考にしてみてください。

時間短縮を図れる

動画編集は、それなりの制作時間がかかります。

例えば、実況動画をYouTubeで投稿したいと考えた時、撮影した映像のカットやテロップ(字幕付け)などの編集が最低限必要になると思いますが、その最低限の編集のみだと、動画の構成が非常にシンプルになり、面白さが欠けてしまいます。

そのため、動画内に「素材動画」や「エフェクト」を差し込むことによって、視聴者を飽きさせない&動画視聴を途中離脱させないことが出来ます。とは言いつつ、それらの素材を自分で作って編集するとなると、さらに時間がかかってしまう…。

そういった悩みを解消するために、あらかじめ完成されている動画を購入することで、動画編集の時短を図りつつ完成度の高い動画を制作することが可能です

かげひと
かげひと
時は金なり」とも言います。時間はお金に代えがたいですので、かっこいい動画を手早く制作する際にストックビデオを活用する方法があります。

クオリティの高い動画がすぐ手に入る

販売されている動画の中には、「これ、ストックサイトで売るのはもったいないほどクオリティが高い!」といった素材もあります。

購入者側としては、お手頃な価格で「クオリティの高い動画」を購入することができますので、ストックビデオを利用しない手はありません。

ワインさん
ワインさん
動画編集が苦手な方であっても、動画素材を活用すればクオリティの高い動画を制作することができそうですね。

実写で撮れない動画が手に入る

ストックビデオでは、自分が撮影できない動画を簡単に手に入れることが可能です。例えば「オーロラ」の動画が欲しい場合、わざわざ現地に赴かなくても検索すれば簡単にヒットしますよね。

これを応用すると、イラストを使用した動画、またはアニメーションCG等を活用した動画素材の場合は、実写映像では撮ることができない動画を提供することができるため、実写動画以上に投稿できるジャンルの幅が広がります

かげひと
かげひと
例えば「火災」の動画を撮影しようとする場合、専用の施設を借りて火を起こして撮影する必要があったり、借用したとしても自分が望む構図を撮影することが非常に困難です。そういった場合は、CG動画、イラストやアニメーションを活用した動画の出番になります。

トランジション用の素材が欲しい

トランジション」というのは、動画と動画を繋ぐためのエフェクトの事を指します。複数の動画を繋ぎわせる時にこのトランジションで埋めることにより、次の映像へのつなぎ目の役割を果たすことができます。こうすることで、「ぶつ切り」で動画を見る事が無くなります。

例を出すと、ニュース番組で次の話題に入る時に、一瞬動画を挟んでから次のニュースを紹介するアレの事を「トランジション」と言います。

コーヒーさん
コーヒーさん
ああ!例えば日本テレビのニュース番組「news every.」で、「エブリィ!」と言いながらCG動画を一瞬流す時があるけど、あの事だね。

ストックビデオ購入者の中には、こういったトランジション動画を求めている方も多いです。しかも、トランジション動画は実写映像よりもアニメーションやCG系の動画が使われることが多いです

かげひと
かげひと
YouTubeで動画を投稿する方が多くなっている中、他者との差をつけるためにも「よりカッコイイ、オシャレ、クオリティ高く複雑」なトランジションを求めている方も多いみたいです。

売れやすいストックビデオとは?

先ほどは「ストックビデオを購入する人は、どういった目的で購入するのか?」について説明してきましたが、ストックビデオの購入率を高めるには、この「目的」に沿った動画を作るのが一番の近道です。

とは言いつつ、初心者にとっては「まず何から制作すればいいのか分からない…」という悩みにぶつかるはず。

そこで、半年間毎日ストックビデオ業界を見て来た管理人が選ぶ、「売れやすいストックビデオ」のジャンルや傾向について、3つほど厳選してみました!

参考にしたデータは、PIXTAの毎月の販売ランキングや他サイト、実際に売れた自分のストックビデオのジャンルから判断しています。

ストックビデオ初心者の方は、まずはこれらの動画を作ってみるのもいいかもしれませんね。以下から優先順位ごとに並べているので、ぜひご参考ください!

①季節ものの動画素材を作る

真っ先に作っておいたほうがおススメジャンルは、「季節もの動画」になります。実際、管理人のストックビデオの売り上げの7割は、季節ものの動画でした。

イラストやアニメーションを作った動画素材の場合だと、実写映像とは違い伝えたいイメージを端的に伝えることが可能なので、季節ものの広告イベントの告知などには、実写映像以外の動画が使われている場面が圧倒的に多いです。

具体的に何を制作すればいいかというと、年中行事に関する「花見」、「花火」、「七夕」、「ハロウィン」などを作るのも良いですし、「夏の風景」、「秋の風景」など、シンプルに風景のみの素材もいいかもしれません。

管理人は、2021年8月下旬に「ススキと赤とんぼ」のストックビデオを投稿しましたが、投稿5日後にさっそく購入され、「すげぇ。やっぱ季節ものは強いんだな…。」と確信しました。

ストックイラストも投稿している人で、既に「季節もの」のイラストを制作している場合はこれを動画素材として流用することができます(ただし、著作権を譲渡しないタイプのストックサイトに投稿している場合に限る)。そのため、一から素材を作ることないですし、動画制作の時間短縮にもつながります。

かげひと
かげひと
上記の動画は、ストックイラストでも投稿している内容の素材になります。イラストは全てillustratorで制作したものになりますが、イラストごとにレイヤー分けを実施したのち、動画編集内の機能で動かしています。
コーヒーさん
コーヒーさん
そうか!illustratorを使用して制作していている人だと、同じ会社が開発した動画編集ソフトAdobe After Effectsと連携が可能だから、とても使い勝手いいし作業時間も短縮できるよね!

②和風、特に「桜」が入っている動画を制作する

季節もの動画の次に作っておいたほうが良い動画は、「和風(特に”桜”が入っている)」動画がおススメです。

各ストックサイトにおいても和風系の動画の販売&購入率が高いですし、特に正月イベントにかけて需要が出る事間違いなしです。

ワインさん
ワインさん
正月前後の「10月~1月」は、ストックサイトでも一番の書き入れ時です。

管理人も下記の富士山動画などの和風動画を何個か投稿しています。正直、下記の動画は個人的にイマイチではありましたら、意外と気に入っていただけたようで、何回か購入してもらえました。

和風動画を制作したら、これにプラスして「桜吹雪」などの桜要素も取り入れた動画を制作することをお勧めします。桜がプラスされることにより、さらに”和風”の雰囲気を出すことが可能です。また、桜吹雪を流用して「春の花見イベント系動画」に作り直すのもいいかもしれませんね。

もしも桜吹雪動画を作るのであれば、投稿する際にはMOVファイルでデータを出力することを絶対におススメします。

かげひと
かげひと
「MOVファイル」について聞きなれない方もいるかもしれませんので、こちらは後ほど詳しく説明します。

③パーティクル系の動画を作る

パーティクル」とは、「塵・ホコリ、ダスト」など「微小なもの」という意味になります。そう聞くとなんだか聞こえが悪いですが、このパーティクル動画を上手く利用すると、動画内に特殊な効果を演出できたり、動画の内容を盛り上げたりすることができます。

動画編集ソフト内には「パーティクル」のエフェクトが備わっているソフトもありますので、動画業界ではパーティクルを上手く利用し、下記のような表現を手軽に取り入れたりしています。

  • 画面内に光などのキラキラ演出
  • 編集次第では「煙」や「炎」などのゆらめきも作れる
  • 「サイバー系」も表現可能

動画編集用語について聞きなれない方にとっては「んん?」となるかもしれませんが、ひとまずは「パーティクル動画を欲しがる購入者もたくさんいる」ということだけ覚えて頂ければと思います。

上記の動画は「落ち葉が落ちてくるようなパーティクル動画」です。この動画を背景として使用すれば、動画に色どりや雰囲気を出せたり、季節感を出すことができます。

Adobe After Effectsを使用している場合、ソフト内の「エフェクト機能」の中に「CC particle world」というパーティクルを発生させる機能が備わっていますが、この数値を上手く利用することで、上記のような動画を制作することが可能です。(「葉っぱ」は事前に準備しておく必要があります)

かげひと
かげひと
上記の動画を制作するに時に準備したイラストは、「落ち葉1枚」のイラストのみです。あとは、「CC particle world」というエフェクトを使用することにより、イラストの複製&上から降ってくるような演出を施すことができました。
ワインさん
ワインさん
ただ、こういったパーティクル動画を作るにしても、多少なりとも時間がかかります。そこで購入者としては、時短を図るためにパーティクル素材もストックビデオから購入するパターンもあるみたいです

こちらのパーティクル動画も需要がありますので、季節ものの動画、和風動画を作るのに飽きてしまったら、こちらを勉強してみるのもいいかもしれません。

最初のうちはあまりお勧めしない「人物動画素材」

逆に、ストックビデオ初心者の方にあまりお勧めしないのが、「人物に関するストックビデオ」になります。

これはなぜかと言うと、下記のような理由があるためおススメしません。

  • 動画制作初心者にとって、人物あり動画を制作するには少しハードルが高い
  • 人物イラストを取り入れると動かすパーツが必然的に多くなるため、初心者がいきなりやり始めると高確率で挫折する可能性がある
  • 人物イラストの絵柄の好みによって購入されるかどうかが大きく変わる。(いわゆる「運ゲー」)
  • 人物あり動画素材を作ったところで最初はなかなか売れにくい。制作時間に対しての購入率が芳しくないので、それなら先に「売れやすい動画」をある程度作ってから人物あり動画を作ってみたほうがいいかも

そもそも、ストックビデオ(実写映像以外の動画)を購入する目的の一つとしては、動画の主役である人物を盛り上げるために編集したり映像編集のトランジション用…などといった場面での使用を考えて購入する人が多いです。

そのため、人物が映っているイラスト動画をわざわざ選ぶ人は少ないと思われます。

ただ、ビジネスや大衆向けのシンプルなイラストであれば、絵柄にクセがなく、幅広いジャンルで使用してもらえるチャンスがあります。人物系ストックビデオを制作したい場合は、自分の絵柄と相談してから着手した方がいいかもしれませんね

ちなみに、管理にの経験を報告すると、投稿しているストックビデオの1/4ほどが人物アニメーション動画になりますが、まだ1個も売れていない状況です

まずは人物以外の動画を制作してみて、動画編集に慣れたり「これだったら売れるかも!」とある程度目途が立ったら、人物動画素材を制作してみるのもいいかもしれません。

補足(MOVファイルについて)

先ほどもちょこっと出てきましたが、ここで動画データに関するMOVファイルについて少し説明します。

MOV」というのは動画ファイルの一つで、アップル社で開発された動画形式の事を指します。そのため、Windowsユーザーにはあまり聞きなれない言葉かもしれませんね。(データファイル名の後ろに「.mov」とついているものがMOVデータ。)

コーヒーさん
コーヒーさん
確かに。MP4っていうデータ形式名なら、まだかろうじて聞いたことがあるけれど。

このMOVデータの特徴は、動画の背景を透過」させたまま、データを出力することが可能です。

先ほども紹介した「トンボとススキ」の動画で例えると、下記の左画像が「MP4」でデータ出力したイメージになります。たとえ、動画編集ソフト内で背景を設定していなかったとしても、出力する際に自動的に背景が出来てしまいます

MOVデータの場合だと、右画像のように「背景無しは背景無しのままデータを出力」してくれるので、背景透過の動画が出来上がります

かげひと
かげひと
簡単に言うと、イラストを出力する時の「.jpg」と「.png」の違いですね。

MOVは必ず作るべし!

ストックビデオを投稿する時には、「MP4」か「MOV」かもしくは両方投稿できるサイトもあるのですが、背景透過できそうな動画であれば、なるべくMOVも投稿しておいた方が購入率が上がります

なぜかというと…、

コーヒーさん
コーヒーさん
MOV動画の後ろに写真や動画、イラストなど、自分の好きなデータを差し込むことができるから?

その通りです!つまり、MOV動画の方が汎用性が高いため、MP4とMOV、どちらを購入するかで言えば、使い勝手のいいMOVの方が購入される傾向が高いです

…とは言いつつ、便利なMOVにも「デメリット」があります。MP4とMOVのざっくりとした違いを下記の通り載せておきましたので、ご参考ください。

  • MP4・・・動画業界で最も使用されている動画ファイル形式容量が軽い。イラストデータでいうところの「.jpg
  • MOV・・・アップル製品のMac等で標準として使用されている形式。イラストデータでいうところの「.png」。ただし、データ量がMP4の何倍にもなる
ワインさん
ワインさん
ストックビデオを投稿しているクリエイターも、MP4単品よりもMOVで投稿している方が多いです。(サイトによっては、MOVのみを投稿すると自動的に「MP4」で変換販売してくれるサイトもあります。)

その中でも注意して頂きたいサイトとしては、i Stockの場合は「MP4」しか受け付けていません。MOV動画をアップロードするとエラーが出てしまうので、i Stockにも投稿したい方は別としてMP4動画を出力して投稿するようにしましょう。

MOVファイルを投稿する際につけておきたいタグ

また、MOVファイルを投稿する際には、必ずと言っていいほど付けて欲しいタグがあります。

  • MOV
  • 透過
  • 背景透過
  • アルファチャンネル

MOV動画を検索する際に、上記のような検索ワードを入れて検索される方が非常に多いです。より多くの方に動画を見る&購入してもらうためにも、上記のタグは必ずと言っていいほど付けておいた方がいいでしょう。

今から初めても遅くはないストックビデオ

さて、ここまでストックビデオについていろいろと紹介をしてきました。

数年前と比べると動画の需要は年々高くなっており、この先もさらに盛り上がっていくと予想されています。

およそ10年前ぐらい前は、ストックイラストはまだそんなに盛り上がっていなかったと聞いてていますが、今現在ではクリエイターがたくさん登録されおり、たくさんのイラストが投稿されて、ストックサイト内でのイラストも超飽和している状況です。

そのため、「これからストックイラストを初めて、生活の足しにするぞ!」と考えている方にとっては、少々厳しい戦いにかもしれません。

そう考えると、作品数も投稿者もまだまだ少ないストックビデオに今のうちに手を出しておけば、ストックイラストよりも早く、より稼げる可能性があります

ただ、動画編集をしてみたくてもその一歩をなかなか踏み出せない方もいると思われます。それに関してですが、この「動画編集」自体はソフトの扱いにさえ慣れてさえしまえば、イラストを描くスピードよりも速く動画編集を行うことが可能です

かげひと
かげひと
何事もそうですよね。初めからソフトを使いこなす人なんていません。

ストックイラストと同じ歴史を辿ると予測すると、おそらくストックビデオも10年後には飽和しきっている可能性があります。不労所得や副収入を得てみたい方は、まだブルーオーシャンであるうちにストックビデオを始めてみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、「ストックビデオ初心者におススメしたい、優先的に作っておくべき動画素材3選」について紹介してきました。

ストックフォトや、ストックイラストの「動画素材版」である「ストックビデオ」。ストックビデオを投稿する際には動画編集スキルが必需品になりますが、投稿した動画素材は写真やイラストよりもコミッション率が大きく違います

また、ストックビデオを販売する前には、購入者はどういった目的で動画を購入するかを考えながら作る必要があります。考えられる目的としては、下記のような動画を求めている人が多いです。

  • 制作時間短縮を図れるかつクオリティの高い動画
  • 実写で撮影することが到底できない、イラストやCGを使用したならではの動画
  • トランジション用動画

これらを踏まえた上で、イラストやアニメーション、CG系を利用したストックビデオを制作&販売する際には、まずは下記の動画を制作した方がすぐに収益を見込める可能性があります。

  1. 季節ものの動画素材
  2. 和風、特に「桜」が入っている動画
  3. パーティクル系動画

逆に、ストックビデオ初心者の方には「人物あり動画」を作ることは、個人的にはおススメしません。

他には、動画を投稿する際には背景透過の動画の方が使い勝手が良いため、MOVファイルを投稿しておくことを絶対おススメします。

最初はとっつきにくさもあると思いますが、ソフトにさえ慣れてしまえばイラスト制作よりも動画編集作業の方が早くなるはずです。この機会にぜひ、ストックビデオにも挑戦してみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは!

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