フリーランス

イラストレーター1周年記念 これまでの活動をまとめてみた

かげひと
かげひと
こんにちは!イラストレーター
無印かげひと(@kage86kagen)です!

実は本日7月31日、この日をもって私はフリーランスイラストレーター1周年を迎えることができました!お祝いのケーキも買っておきましたので、後でゆっくり食べようと思います(笑)

自分の活動歴について簡単に説明しますと、私は昨年の7月末、長年勤めていた会社を退職し、フリーランスのイラストレーターとして活動を始めました。会社員とはまた違った働き方ですし、不慣れなことで試行錯誤ばかりでしたが、今月の末をもって無事活動1周年を迎えることができて、とてもホッとしています。

絵を描くのが好きな自分の事だから挫折はしないだろう…と思っていましたが、実際に挫折をすることなく1年間続けてこれたので、「よく頑張ったね…!」と自分自身に言いたい気分です。

そんなわけで、今回の記事では「フリーランス&イラストレーターになって1周年記念」ということで、過去1年間の活動実績をまとめてみていこうと思います。

この記事が参考になるかどうかは読者次第ではありますが、「今までイラスト業に就いたことが無い人でもこんな感じで1年間なんとか頑張ってきたよー」という軽い感じでお伝えしているので、軽い気持ちで見て頂ければ幸いです。

  • これからイラストレーターを目指す方
  • イラストとは畑違いの仕事をしているけれど、将来イラストレーターとして活動したい方
  • コロナショックの最中に退職した人の話が気になる

などなど、特に上記について考えている方には、役に立つ情報が載っているかもしれません。一つのロールモデルとして参考になれば幸いです。

会社を退職したきっかけ

まずは、「退職を決断したきっかけ」について紹介すると、主に下記のような理由がありました。

  • 昔から絵の仕事をしたかった
  • 家族の命令により就職した会社が嫌で仕方なくて、ずっと退職したかったから
  • 家族と疎遠になることができたから

しょっぱなから少し暗めの話になりますが、なんやかんやあって就職し、なんやかんやのすれ違いで家族と疎遠になりました。

これがきっかけで、昔からなりたかったイラストレーターへの道を決心し、生涯イラストを描いて生計を立てていこうと考えました。

どちらかというとネガティブな理由でしたが、「これから自由に生きていけるんだ…!」という嬉しさと感動の想いが、退職直後にぶわっと湧いたことを鮮明に覚えています。

かげひと
かげひと
退職の挨拶をし会社を後にした瞬間、何とも言えぬ解放感を味わうことができました。

こうして退職の花束を頂きつつ、フリーランスイラストレーターへの道を歩むことになります。

フリーランスになる前のステータス

次に、管理人のフリーランスになる前のステータスを紹介します。

  • 子供の頃から趣味でイラストを描いていた
  • 美術に特化した学部等がある高校で、美術やデザインを専門的に学んだ
  • 高卒後、イラストとはまったく関係の無い業種に就職
  • そのため、イラスト業に関する知識や知り合いやコネは一切なし
  • ペイントソフトは5年前から使用
  • デスクワーク系の仕事だったので、Office系だけは不自由なく使える
  • 貯金は約2年間無収入でも生きてけるほど貯めた

子供のころから絵を描くことが好きだったものの、実際にイラストを仕事にしていくとなると少し不安はありました。

また、家族と疎遠になった以上、もはや頼れるのは自分しかいないため、万が一何があってもいいよう貯金だけはしっかり貯めておきました。ちなみに、退職金はこの中に含まれています。

こんな感じからフリーランス活動を始めていくことになります。

1年間で受けたお仕事の数

こうして、退職したその足のまま税務署に開業届を提出し、フリーランスとして活動が開始となります。

最初は、当然ながら実績0の状態ですので、「とにかく実績が欲しい!!」という思いから、様々な場所で営業を行います。その中でも、初心者が特に実績を作りやすいクラウドソーシングを中心に活動していき、依頼者が製作者を募るスタンスの公開提案に応募しまくりました。

その結果、イラストレーターになってから2週間後に、クラウドソーシングを介して初めての仕事を頂くことになります。

かげひと
かげひと
記念すべき最初のお仕事の内容は、「ホラーボードゲームのピッチコンセプト」でした!

それを皮切りに、徐々にお仕事の件数が増えていきました。たまに、長期のお仕事を頂き丸1ヶ月間新規のお仕事を貰えなかった(貰いに行けなかった)時もありましたが、それでもなんとか食いつないで行きます。

その結果、1年間で多くのお仕事を頂くことができました。簡単なものになりますが、1年間で受けたお仕事の数と内訳について以下の通り紹介します。

・商品PRイラスト:6件
・企業ミニコミ挿絵:5件
・MV制作(動画とイラスト):7件
・MVイメージイラスト:3件
・SNSアイコン:4件
・ブログ挿し絵:3件
・動画広告マンガ:3件
・企業マニュアル冊子制作:2件
・SF小説表紙&挿絵:2件

・ボードゲームピッチコンセプト
・デスクトップ用イラスト
・YouTubeチャンネルED
・子供塾ポスター
・テレビ番組挿入用イラスト
・4コマ漫画
・海外のプロジェクト用イラスト
・ポッドキャスト用カバーアート
・個人観賞用
・知人からの依頼

数で表すと、約45件もお仕事を頂くことができました!2021年4月からは動画制作事業も始めましたが、サービス開始後に依頼が急増。今までのお仕事の1/3の件数は、ここ数ヶ月で受けた件数になります。

振り返れば件数自体はかなりの数を制作してきましたが、確実に仕事をもらうために標準よりも低い単価で見積もってきていました。そのため、収入自体はかなり低く、1年間の中で黒字の月は3ヶ月しかありませんでした。これは完全に自業自得で、実績重視のために低価格で提案してきたことが仇となった結果です。

正直、ここまで生きてこれたのは9割が貯金のお陰です…。

ただ、動画制作サービスを初めてからここ数ヶ月は、1ヶ月分の生活費を賄えるぐらいの月収入をもらえ続けることができそうな予感です。今現在の目標としては、少しずつ単価を上げていって、貯金を崩すことない余裕ある生活を送れていけたらなと考えています。

1年間の主な出来事

次に、1年間の主な出来事をまとめてみたいと思います。

PDCAをギュンギュン回していきたい性格のため、管理人は自分自身の行動をマメに記録する癖があります。そのため、イラストレーターとしてのこれまでの出来事も事細かにまとめてきました。

この項目では、1年間の出来事を各月に箇条書きにした記録になりますが、少々長いですので、興味のない方は読み飛ばしてもらっても構いません。

●フリーランス1ヶ月目(2020年8月)
開業届を提出し、「無印かげひと」としてイラストレーター活動開始
・ポートフォリオサイトやブログは、5ヶ月前には既に制作済み
・ストックイラストは、2020年2月からやり始めて7ヶ月目
・クラウドソーシング「ココナラ」に登録した
・ココナラ登録2週間後、初めてお仕事をもらうことができた。
・新しいストイラサイト「イラストAC」に登録
・新しいソフト「Live2D」を勉強する

●2ヶ月目(2020年9月)
・ストックイラストはほぼ毎日必ず1DLされるようになった
・クラウドワークスに登録した
・クラウドワークスでコンペに多数応募した(ただし、いずれも採用ならず)
・営業の仕方が全然分からなかったので、営業について勉強するようになった

●3ヶ月目(2020.10月)
・この月から複数案件を抱えるようになった
・企業のマニュアル冊子用として挿絵を約380枚制作する経験をした(しかも制作期間約1ヶ月)

●4ヶ月目(2020.11月)
・初めてDMを通してお仕事を頂いた
・初めて小説の表紙&挿絵を手掛けた
・先月無茶した反動が出てしまい、制作活動は全体的に控えめにした
・本をたくさん読んだ(特にビジネスに関する自己啓発本など)

●5ヶ月目(2020.12月)
・登録しているストックイラストの月収入総計が1万円を超えるようになった。
・継続案件に取り掛かっていたものの、12月に納品予定の案件が無かったため、月の収入額がフリーランスになって以降過去最低を記録した。

●6ヶ月目(2021.1月)
・MVイメージイラストの制作に携わった「ボーカロイド楽曲(メガナガメさん作)」が数日で10万再生を突破した(ニコニコ内)
・DTPデザインが必要な案件を受けたため、AdobeInDesignを勉強した

●7ヶ月目(2021.2月)
・ツイートがバズった(RT1万超え、いいねが4万超え)
・↑これにより、Twitterフォロワー数が80→270人ほどまで増えた
・初めて確定申告を行った
・初めて海外案件を受けることができた

●8ヶ月目(2021.3月)
動画制作の勉強を始めた(Adobe After Effects導入)

●9ヶ月目(2021.4月)
・初めてMV制作を行った(ストップアニメーション)
・動画制作サービスを開始した
・NFTについて本格的に勉強し始めた

●10ヶ月目(2021.5月)
・イラストコンテストで初めて最優秀を受賞した
・動画制作のお仕事を数件頂いた
・サイトデザインを一新した

●11ヶ月目(2021.6月)
・NFTstudioでイラストが販売開始になった
・Twitterフォロワー数が400人を超えた
・引き続きMV制作に携われた

●12ヶ月(2021.7月)
・初めてYouTubeチャンネルのEDを制作した
・ストックビデオを始めて数ヶ月、複数の動画素材が売れるようになった
・初めて展覧会に参加した(完全委託)

~現在に至る~

 

こうして振り返ると、いろいろ挑戦してきましたね。この1年間は本当にあっという間でした。

イラストレーター成り立ての頃は、「とにかく何でもやります!」精神で仕事を受けていましたが、今年やり始めた動画編集をきっかけに「楽曲のMVを作りたい!」といったやりたいことを明確に定めることが出来ました。

そのため、それ以降はMV楽曲に関するイラストを中心に制作しています。もちろん、それ以外の媒体で使用するイラスト等も制作しています。

コーヒーさん
コーヒーさん
2021年4月下旬に動画制作サービスを始めたけど、およそ3ヶ月で11楽曲のMVを制作することができたよ!

フォロワー数の動向

現代ではもはや”信頼”の証にもなる「SNSのフォロワー数」ですが、メインで使用しているTwitterのフォロワー数の推移は、こんな感じになりました。

2021年1月~2月に一気にフォロワー数が増えていますが、これは、

・MVイラストを担当したメガナガメさんの楽曲がヒットしたことによる恩恵
・「瞳の移り変わり」について解説したツイートがバズったことによる恩恵

この2つのおかげでフォロワー数も一気に増えました。現在はお仕事で関わった方と中心に繋がりつつ、管理人の作品を見て頂き気になった方からもフォローを頂いています。

Twitterのフォロー数が多いからと言って、「仕事ができる人」や「絵が上手い人」という事には必ずしも繋がりませんが、現代社会では知名度において参考になる指標です。可能であればフォロワー数を増やし、お仕事もたくさん欲しいところです。

とは言いつつも、フォロワー数やその増減に気を取られる事なく、今まで通り淡々と活動をしていきたいと考えています。

ブログのPV数

次に、ブログのPV数についても備忘録としてまとめてようと思います。

管理人は自身のポートフォリオサイトの他に、今見て頂いている「イラスト情報ブログサイト」も運営しています。こちらは2020年3月から運営していきましたが、今までのPV数はこちらのようになりました。

こうしてみると、ブログの方もかなりの成長っぷりです。

このブログではイラストに関する様々な情報を中心に載せていますが、特に「ストックイラスト」に関する情報について数多く載せています。

記事の閲覧者の大半はこのストックイラストに関する記事になりますが、特に「ストックイラスト5社を比較してみた」記事を投稿した後からは1日のPV数も急上昇。今月はついに月1万PVを超えるところまでいきました!

得た知識は同業者に共有したいという思いから、ブログに掲載している情報は全て無料になります。今後もイラスト動画制作に関する情報を無料で紹介してくつもりです。

これからイラストレーターとして活動したい方、イラストレーターはどんな仕事があるのか?など、イラストに関して情報を得たい方は、ぜひ今後もお付き合い頂けると嬉しいです!

1年間の活動を振り返ってみた

さて、ここまで自分の活動をいろんな角度から振り返ってみました。こうして振り返ってみると、個人的には怒涛の1年間だったように思えます。

今までイラスト業に就いた経験が無い事に加え、このご時世の最中に退職してしまうなど、当初は収入面で物凄く不安がありました。

しかし、イラストレーター1年目を迎えた今では、貯金を取り崩すことなく月の生活費を賄える程度までなんとか辿り着く事できました。やはり諦めずに続けることが一番大事なんですね…。

今回はイラストレーターになってから1周年記念ということで、この記事ではこれまでの過去1年間の活動をまとめてみました。参考になりましたでしょうか?

最後までご覧頂きありがとうございました!

今後もバリバリ制作活動をしていきますので、応援よろしくお願いします!