こんにちは!無印かげひと(@kage86kagen)です!
絵を描かれているみなさんにご質問ですが、一番初めに使用した絵描き道具はなんですか?
「紙と鉛筆から絵を描き始めました!」という方がほとんどだと思います。
しかし、近年だと、デジタル(ペンタブ、液タブ)から絵の世界に入った、という方も増えてきたのではないでしょうか?
ところで、アナログ→デジタルに移行、もしくは併用されている方は、初めにどんな道具を使用されましたか?
今回は、デジタル入門者向け、「液タブとペンタブ、どちらから始めた方がいいの?」について、紹介していこうと思います!
「液タブ」と「ペンタブ」の違い
そもそも、液晶タブレットとペンタブレットとは、どういった違いがあるのでしょうか?
簡潔に説明すると、
ペンタブレット···パソコンを見ながら絵を描く、硬い板状お絵かき道具。
液晶タブレット···こちらはタブレットの画面を見ながら描く。i padの絵が描けるバージョンのようなもの。
これが、大きな違いです。

板状に描くのは一緒ですが、そこに画面があるかないかの違いですね。
ペンは基本的に付属しているので、それを使用します。
まれに、ペン先の芯を無くしてしまい、代用として「つまようじ」を使用されている方も見受けられますが、画面が傷つくのでオススメはしません。
(というか、止めたほうがいいかも。)
液タブのメリット&デメリット
ここからは液タブ&ペンタブのメリット&デメリットについて、簡単にまとめてみましょう!
液タブのメリット&デメリット
●【メリット】アナログ感覚をそのままスライドで描ける
なんといっても、液タブで描くメリットは、「アナログ感覚」で描けることです。
「今まで紙とペン描いてきたけど、そろそろデジタルでも描いてみたいな」という方は、紙で絵を描く感覚をデジタルにも応用できるところが利点です。
ただ、画面は思った以上にツルツルしているので、始めて描く人にとっては慣れにくいかもしれませんね。
しかし、別売りのシートを使えば、紙のような引っかかりの液晶を作ることが出来ます。
紙のような質感を求める方は、別売りシートを購入してみてはいかがでしょうか?
●【デメリット】液タブ単体では描けない商品が大半
これはよく勘違いされやすいですが、液タブを買ったからと言って、液タブ単体で絵を描くことができない商品もあります。そういう商品は、パソコンに繋げないと使用できないんですよ。
液タブ単体でお絵描きできる商品もありますが、その液タブは「OSが搭載されたもの(Windows)」になります。
つまり、通常のパソコンと同じですので、やっぱり値段が張ります。
これとかそうですね。↓
お値段、約11万円。
でも、OS搭載の液タブさえあれば、これだけで絵を描くことが出来ますので、いつでもどこでも持ち運んで描けるというメリットがあります。
が、どうしても値段の壁が高いですね…。
その反面、パソコンに繋げるタイプの液タブは、安価だと20,000円のものもありますので、液タブを使用される方はよく検討してから購入してください。
ペンタブのメリット&デメリット
●【メリット】キャンパス上は、何にも邪魔されない
ペンタブには、液タブのような液晶画面がついていません。したがって、モニター画面を見ながら絵を描くことになりますが、そこが利点のひとつでもあります。
アナログで絵を描くときって、紙を抑えるために利き手とは逆の手で紙を押さえますよね。もしくは、バインダーの金具だったり。
その手が紙にかぶさり、絵の全体図がわからなくなる、こういった経験ありませんか?
ペンタブの場合は、キャンパスがモニター上に表示されるので、手に邪魔されずに絵を描くことができます。
絵描きさん上級者になるとモニター画面を増やして、1つは作業用、1つは常に全体図を表示する用として作業している人もいますね。
●【デメリット】画面を見ながら描く動作に慣れにくい
手元を見ずにモニターを見て絵を描く、これが初心者にとっては逆にデメリットになる場合があります。
今まで手元の紙を見ながら描いていたのに、手元を見ずにモニターを見ながら描く動作が、初心者には慣れにくいでしょう。私もそうでした。
私のデジタル入門もはこのペンタブから始まりましたが、やっぱり慣れるには時間がかかりましたね。(1,2週間は、普通の感覚でイラストを描くことができませんでした。)
ちなみに、上記に紹介したペンタブを使った方の大半が「初心者にとって使い心地が良かった」とレビューがありました。
(なぜかAmazonでは低評価が多いですが…。
体験して分かりましたが、あんまりレビューを鵜呑みにしない方が良さそうですね。)↓
Amazonカスタマーレビュー「レビューが低すぎない??」
初心者にはどちらがオススメ?
本題に入りますが、初心者はどちらが使いやすいでしょうか?
結論から言うと、液タブの方が使いやすいかもしれませんね。なんてったって、紙と鉛筆のアナログ描きの延長線として、絵を描くことができるからです。
ただ、前項でも紹介した通り、液タブは値段が高い物が多いので、その値段に負けてペンタブを選ぶ人も多いようです。
「慣れ」を取るか、「値段」を取るか…。
最初は液タブを使っていき、数ヵ月、数年経った後にペンタブに切り替えてみる、という方法もありだと思います。
なんにせよ、両者とも善し悪しがありますので、購入を検討される方は、一度家電販売店に赴き、お試しコーナーなどで、描き味を試しみてみたほうが絶対いいです。
どちらとも、それなりに値段がかかりますので、じっくり試した上で、購入されるのが賢明でしょう。
格安の液タブが続々発売中
近年、性能は今までの液タブと変わらないのに、すごい安い!という液タブも出てきています。
有名所だと、液タブ項目で紹介した「Wacom」製品が有名ですが、「GAOMON」という会社から発売されている液タブも、高性能なのに値段が安く抑えられています。
お値段、約2万円。
使用された方の感想も高評価みたいです。学生さんとっても、お小遣いやお年玉を貯めて購入できそうな値段ですね。
CLIP STUDIO PAINTを使用するなら「i Pad」もオススメ
「CLIP STUDIO PAINT」とは、日本で最も使用されているお絵かきアプリケーションの1つです。
2017年からは、アップル社販売の「i Pad」に対応した、「CLIP STUDIO PAINT」のアプリが使用できるようになりました!
この話を聞いた私は、「これがあれば、家でもカフェでも絵を描ける!」と、真っ先に家電販売店に行ってきました。
APPLE iPad Wi-Fi 128GB 2019 GR
私が使用している液晶サイズは、(たぶん)販売が終了している9.7インチタイプのものです。モニターが多少狭いですが、あまりストレスなく描けているので、カフェで絵を描く際は、i Padを持ちこんで描いています。
なんとスマホでもペンタブを繋げて描けるように!
これは衝撃でしたが、なんと、スマホに繋げて使用できる「Android」対応のペンタブが発売されたそうです!
スマホに指で絵を描いている方には朗報です。
もし私が学生だったら、このペンタブを学校に持って行って、休み時間中に「もさもさ」お絵かきしていましたね。
振り返ってみると、ここ数年でデジタルお絵かき環境は急速に普及さました。
イラスト制作の幅がさらに広がり、いい時代になったものですね…。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、デジタル絵描き初心者さん向けとして、「液晶タブレット」「ペンタブレット」、どちらが使いやすいのかを紹介しました。
どちらか選ぶとしたら、アナログ感覚をそのまま活かせる「液タブ」の方が、初心者さんにとっては使いやすいのではないでしょうか?
最近だと、高性能ながら低価格販売されている液タブもありますし、スマホに繋げて使えるペンタブも販売されています。
これからデジタル道具を購入される方は、家電販売店のお試しコーナーで体験してみてから購入されることをおススメします。
ぜひ、自分にあったデジタルお絵かき道具を見つけてみてくださいね!
それでは!
以下は、ペンタブ等を販売している「ワコム」のリンクになります。
ぜひ、自分に合ったペンタブを探してみてくださいね!