この記事は以下について解説しています。
●イラストの画力を上げる「3種類の練習方法」
イラストを上手に描くためには、決して避けては通れない「イラストの練習」。絵描きのみなさんは、どんな方法で練習していますか?
私も今まで色んな練習方法を体験してきましたが、大まかに分けると下記の3種類の方法を試してきました。
- プロの先生から直々に教えてもらう方法
- イラスト参考本やブログサイト、メイキング動画を参考にして練習する方法
- 資料を見ず、頭に浮かんだものだけで描く練習
今回は、上記の3通りのイラスト練習方法について「メリット」「デメリット」も交えながらご紹介したいと思います!
※今回の記事はあくまでも個人的な見解になりますので、閲覧する際はご注意ください。
専門学校、塾、有料ブログサイトで学ぶ方法
「今すぐに、短期間で上手くなりたい!」
「1ヶ月間の練習で、他の人に見せられるようなイラストを描きたい!」
…という方には、「イラスト専門学校」、「イラスト通信教育」、または「有料ブログサイト、講座サイト」で学ぶ方法をオススメします。
上記のメリットは、なんと言っても実際に先生に教えてもらえることが、大きなメリットです。
鉛筆やペンタブの使い方…といった初歩から教えてもらえますし、その都度適切なアドバイスや評価ももらえるので、自分のモチベーションにも繋がります。
デッサン塾などの広告でよく見かけるキャッチコピーの一つとして、「2週間で見違えるほど上手くなりました!」という言葉を載せる塾もあります。言葉だけ見ると、一見怪しい感じが伺えますが、これは詐欺でもなんでもなく、案外本当だったりします。

さすがは学校なだけあります。2週間ほどの時間があれば、上記の右のイラストレベルまでいけないことはありません。
なんてったって、「プロの講師」が直々に描き方を教えてくれますからね。
ただ、塾や専門学校で学ぶデメリットとしては、やはり「お金」の問題が絡んできます。塾ならまだしも、大学や専門学校授業料がお高めです。
(全国のイラスト系学校の授業料を平均すると、1年間で120万円の学校が多め。私立の大学に行くとなると桁違いになる。)
割と安価なイラスト通信講座でも、安いところで月6,000円ほどかかります。
素早く上手くなるにはそれなりの対価(料金)が必要です。「2週間で絵が上手くなる」と考えれば、値段が高いのか安いのかは人によって捉え方は違います。ですが、お金を払って得られる知識は、独学よりもはるかに多くの事を学ぶことができるのは確かです。
でも、お金を支払って学びに行くとしても、最終的には本人の努力次第で画力の伸びが変動します。お金を支払って学ぶ方法を取られる方は、事前によく検討してみてください。
絵の参考書、無料ブログサイトで練習
「お金はあまりかけたくないけど、上手くなりたい!」
「上達するまでの時間は気にしていないので、それなりに上手くなりたい!」
…というように、あまりお金をかけたくない(かけられない)方にオススメなのが、「絵の参考書」や「無料講座サイト」での練習方法をおススメします。
「絵の参考書」は、ひと昔前に比べると実に多くの書籍が発行されるようになりました。それだけ今の時代はイラストに需要があるのでしょうね。
ただし、こういった参考書をただ読むだけでは、勉強の効率が悪いです。そこで、参考書を見ながら勉強する方にオススメの方法が、書籍を見ながら「模写」する方法です。
この方法を行うと、「インプット(絵の知識を学ぶ)」、「アウトプット(学んだ知識を実践してみる)」を同時に行うことができるので、描き方の知識の浸透率もよくなります。
絵の参考書以外にも、参考書に匹敵するほどの知識量が載っている「無料の講座サイト」を活用をするのも有効な手段です。
有名どころでいえば、「お絵かき講座パルミー」や「イラスト・マンガ描き方ナビ(CLIP STUDIO)」などがあります。これらのサイトには、「本当に無料で見られるの?」っていうほど、イラストに関する記事がたくさんアップされています。
【初心者歓迎❗手や指の描き方講座:手のイラストのコツをつかもう】
人体を描く上で避けては通れないのが『手』ですよね(;∀;)
この講座では手の描き方を4つのパーツに分けて、分かりやすく解説していきますよ(/・ω・)/☆彡https://t.co/aYW3A1Wlxl pic.twitter.com/DZmfVXQSEW— お絵かき講座パルミー@春キャンペーン中 (@palmie_oekaki) March 28, 2020
また、有名お絵描きSNSサイトpixivでも、「sensei」というコーナーが設けられております。ここでも、人物の描き方から背景の描き方まで、幅広いジャンルがアップされていますので、とてもおススメです。(メイキング動画もアップされています。)
この「絵の参考書や無料講座サイトで学ぶ」デメリットについては、「イラストを評価してくれたり、指摘してくれる人がいない」ことです。
自分だけが満足する分なら問題ありませんが、人に見てもらうイラストを作成するには、自己評価だけだと限界があります。
そんな場合は、SNSなどで自分が描いたイラストを積極的にアップして第三者に見てもらうのがいいでしょう。「いいね!」が多いほど、世間体に受けるイラストの証拠です。
資料を見ずに、「頭の中」を頼りに練習…?
「人の評価は気にしない。」
「自分が好きなように、長い期間描いていきたい。」
「独学で練習したい。」
このような「芸術家」タイプの方は、これといって特別な練習をする必要はありません。今、自分が描きたいものをただ描けばいいだけですので…。
うーん…、イラストを描いている方の中には、「自分のためだけにイラストを描いている」方もいらっしゃいます。
そのような方は、なにも他人に見せるために「人体の描き方」を勉強しなくてよいと思います。むしろ、練習時間がもったいなかったり…?
しかし、現在説明しているのはあくまでも「人に見せられるイラスト」を目指して、練習する方法を紹介しています。
自分の感性だけを頼りに描いていくことに関しては、また別の話になりますので、ここでは割愛していきますね。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、「資料を見ずに練習」は、はっきり言ってメリットはありません。
趣味で描くならまだしも、イラストレーターとして依頼を受けて報酬をもらう仕事にするのであれば、必ず正しい参考資料を見て、イラストの練習や勉強を行うことがとても大事です!
「妄想」で勉強は言語道断!
…そう考えると「記事のタイトル」が思いっきり変わってきますが、イラストの練習方法は大まかに分けて「2通り」となります。
・学校や講座でお金を支払い、絵の描き方を学ぶ
・絵の参考書籍や、無料サイトを見て独学的に学ぶ
どちらも一長一短ですが、資料もメイキングも何も見ないで描くよりは、確実に上達します。
やってはいけないのは、最後に紹介した「参考資料を見ずに、記憶だけで練習」する方法です。イラスト練習をする方々はお気をつけください…。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「イラスト練習方法は、大まかに分けて約2種類存在します」…ということについて紹介しました。
管理人も今日に至るまで、様々な練習方法を試してきました。
その中で一番身にならなかったのは、「資料を見ずに、頭の中の記憶だけで練習する」方法です。
なんと私は過去6年間、ろくに資料も見ず、空想を頼りにしたこの練習方法でイラストを描いてきてしまいました。振り返るととてももったいない期間でしたので、イラストの練習をされる方は私の二の舞にならないよう、参考書籍等をきちんと見ながら勉強してみてください。
とはいいつつ、練習ばかりではストレスが溜まるかもしれません。息抜きがてら、時には何も見ず好きなものを描くのもいいかもしれませんね。
みなさんも、素敵なイラストライフをお過ごしください!
それでは!