この記事では、以下のことについて解説しています。
●人生で経験してきたことが、イラストを描く時に役立つことがある
●イラストを描くことも大事だけど、「今この時が一番若い」ので、若いうちにいろんな経験をしてみよう
こんにちは!無印かげひと(@kage86kagen)です!
「若いうちに色んな事を経験した方がいいぞ」
…と言う言葉。小さいころ、おじいちゃんやおばあちゃんから聞かされたことはありませんか?
実はこのアドアイス、結構重要なんです。
しかも、イラストを作成する時に、人生で経験した出来事が活きる場面があります。
絵を描いていく過程で「人生の経験」が活きた方、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
というわけで、今回は、屋内に籠ってイラストを描くのもいいですが、時には筆を置いて、新しい「経験」や「体験」をしてみる大切さについて、お話していきたいと思います。
「経験」したことは後になって活きてくる
人生で経験した出来事は、イラストを描いていく上で役立つことって、意外と多いことをご存じですか?
例えば、趣味でバイクをいじっていた経験が、イラストで「バイク」を描くときに役に立ったたり、
学生の頃に吹奏楽部で活動していた経験が活かされ、金管楽器のイラストを描くときに役に立った、とか。
実際に体験した出来事をイラストに載せると、そのイラストはいつも以上に、閲覧者を説得できる構成になるはずです。
極端な話をすると、
「ギャンブルにのめり込み大金をすってしまった。
数年後、巡り巡って「ギャンブル依存症」に関するマンガを描くことになり、過去の体験が活きて、多くの読者に共感してもらえた」…なんてことも。
良い経験、悪い経験(これはあまり経験したくないですが)、両者の経験は決して無駄になることがありません。巡り巡って、将来の自分を助けてくれることがあります。
普段の何気ない経験、その最中に起きた予想外のトラブル、これらの経験すべてが、イラストを描く上でのアイデアになり得るかもしれませんね。
なぜなら、管理人も数年前、ギャンブルにのめりこんで反省した時期がありましたから。
イラストは「無」から生まれない
話が寄り道しますが、みなさんが描いているイラストは、必ずモデルが存在します。
自然の風景や、友達のしぐさ、盛大な失恋体験など。
一見、自由なファンタジーものであっても、アニメやゲームのグラフィックが必ず影響していて、それがイラストの糧となっていることがほとんどです。
未だに生きた姿が発見されていない宇宙人の「イメージ図」でさえ、科学者達が参考にしたモデルが存在するはずです。
そうでなければ、宇宙人が妙に人間に似ていたり、微生物のアメーバに似ることなんてありませんからね。
つまり、イラストは「完全な無」から生まれることはありません。
イラストを描くときは、必ず「モデル(参考)」が存在します。
イラストを描く上で「アイデアが浮かばない!」「スランプで何も描けない!」と言う方、むりやり「無」からイラストを生み出そうとしていませんか?
こんな時は、大抵は頭の中のアイデアストックが枯渇していると思います。
「経験」の話に戻りますが、こういうときこそいったん筆を置いて、楽しいことを体験したり、未知の経験をしてみることが大事です。
管理人の例
ここで私を例に出してみましょう。
小さな経験から大きな経験をしてきた中で、イラスト作成に繋がった出来事を紹介していこうと思います。
残暑で見た岸壁のクラゲ
これはどういう状況なのかというと、仕事で関東地区に出張した際、仕事終わりにとある港の岸壁に散歩しに行きました。
夏も終わりに差し掛かっていたせいか、岸壁から見た海の中には「クラゲ」がびっしり…。
私の地元では、例え残暑であっても、クラゲがこんなに湧いた姿を見たことがありません。
私にすれば大きな衝撃だったので、このことをスマホにメモしてしたためておきました。すると、数年後にはこんな作品が仕上がりました。

「残暑のクラゲ」に「夏のひとときの青春」をかけた、毒々しいイラストの完成です。
・・・何をどうすればこんな構成になったのかも謎ですが、本人もよく分かっていません(笑)。
ただ、この「残暑の岸壁のクラゲ」を見た経験のおかげで、このようなイラストを描くことができました。
大好きなアーティストの曲を聴いて
もちろん、「音楽を聴く」ということも経験のひとつです。
私は昔から幅広いジャンルの曲を聴いてきましたが、中でも「山口百恵」さんの曲は、五本指にも入るほど大好きなんです。
一時期は、ドライブ中でもイラストを描くときでも、ヘビーローテーションで聞き続けたことあありました。
当時、山口百恵さんの曲が脳内で回り続けていた時に描いたイラストがこちらです。

風貌は実在しない人物ですが、70’Sっぽい雰囲気のイラストが出来上がりました。
これも、「音楽を聴く」というひとつの経験をしたことによって出来たイラストと言えます。
時には壮大な経験も…
実は、仕事の一環として海外にもいったことがあるのですが、移動中に見えた景色に感動したことがきっかけで、それを表現したイラストもあります。

こちらの風景画になります。
実際に見た光景が、底が見えないほどのだだっ広い渓谷でした。周りは草木などなく、広がるのは茶色い光景のみ…。
手前のラクダは実際にはいませんでしたが、イラストの飾りつけを担ってもらいました。
日本では味わえない非日常の広大な光景が響き、思い出が風化してしまう前にスマホで写真や文字に残しておきました。この数年後、上記のイラストを描くことになります。
人にもよりますが、もしかするとこれらの経験は、小さな出来事にとらえるかもしれません。
しかし、個人的には大きな経験でしたし、少なくともこれらの経験をイラストに活かすことができたので、かけがえのない素晴らしい経験をすることができたと思っています。
今からでも遅くない 積極的に「経験」をしよう
普段慣れているジャンルで経験することよりも、初めての経験、めったにない経験を体験すると、先ほどの私のように感情を揺さぶられて「インスピレーション」が浮かぶことがあります。
近場の映画館に行ったり、YouTubeでゲーム実況者を眺めることも、「経験」の一つです。お金をかけない「散歩」も立派な経験でしょう。
家にじっと籠ってイラストを描いているだけでは、息も詰まってしまうでしょう。イラストを描くことはもちろん、もしかしたら、それ以外の日常生活に関する新しいアイデアを思いつくことがあるかもしれません。
ただ、経験をするなら早いうちがいいです。理由は次の項目の通りです。
年を取るごとに新しい経験をすることが億劫になっていく
これは、どなたも経験したことがあるのではないでしょうか?
義務教育の時はなんでもかんでも遊んだり、夜通しゲームをしてみたりしたけれど、年を取るにつれて、新しい経験をすることに面倒くささや億劫さを感じてしまう…。
これは、肉体上どうしても逆らうことができません。年を取れば自然と体力も落ちてきますし、新しいことに挑戦する場合も、否定的な考えになってしまいます。
高齢になった時にチャレンジすることもありですが、先に延ばすよりだったら、「思い立ったら吉日。」
行動に移すなら、まさに「今」でしょう。今より若い時間はありません。
イラストを描く時間よりも外で遊べ…とまでは言いませんが、みなさんもこれをきっかけに、人生でいろんなことを「経験」してみませんか?
経験したことがイラストにおいて役立つかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、イラストを描くことにおいて「経験」が役に立ってくる話をしました。
イラストに特化した話になりましたが、経験は、良い事も悪い子も決して無駄になりません。
むしろイラストを描く上で、アイデアのひとつになる場合があります。
私なんかもそうですが、今退職する会社はイラストとは一切関係のない会社ですし、事業内容が今後のイラスト人生に関わってくることはほぼないでしょう。
ただ、経験をすることができましたし、その会社に関するイラストを描く機会ももしかしたらあるかもしれません。
そう考えると、今まで働いてきた人生も無駄にはならないということです。
・イラストを描く筆が進まない
・アイデアが思い浮かばず描けない
特にこういう状況に陥っている方は、一度筆を置いて、気晴らしに外に出てみてはいかがでしょうか?
思いがけない経験を手に入れて、より一層素晴らしいイラストを描くことができるかもしれませんね。
それでは!
P.S.
文中でたびたび「メモを取る」という言葉を出しましたが、経験した出来事は、スマホで撮ったり、メモを取ったりすることをおススメします。
自分の記憶から抜け落ちても、媒体で残すことができますから、後で見返した時、新しいアイデアを生み出すことができるかもしれません。