お金の話

退職後1年は無収入を覚悟!?退職前に自分の「支出」を見直そう

この記事では、以下について解説しています。

●退職後の無収入期間を耐えるために、見直しておきたい「支出」
●見直しやすい支出の項目
●これは減らしちゃダメ!?食費と娯楽費について

かげひと
かげひと
こんにちは!無印かげひと(@kage86kagen)です。

私、実は1年前までお金に無頓着でした。

元から欲がそんなに無い方ですが、色々あって数年前までは「貯金0円」の日々を続けていました…。自業自得のせいですが、貯金0円の時代は食生活もひもじいことに…。

ですが、2019年7月に退職を決意→イラストレーターを目指した当時、「このままではだめだ!」と一念発起。貯金0円のままでは絶対生きていけないので、その時をきっかけに「お金」について見直すことがきました。

そこで今回は、「退職後1年は無収入を覚悟!?退職前に自分の「支出」を見直そう」…という話についてご紹介したいと思います。

貯金を行うためには、そもそもの支出を減らす事が鉄則です。こちらについて詳しく話したいと思います。

退職後は「無収入」の危機

今いる職場を退職する時、そのまま別の会社に転職するか、もしくは「フリーランス」になって起業していくかなどの選択肢によって、今後のお金の動きを考えなければいけません。

例えば、すぐに転職する場合は、入社したては収入が少なくなる場合があるものの、途切れない収入を得ることができるのでお金の面は少し安心です。

しかし、私のように退職→フリーランスを目指す場合は、退職した時点ですぐに収入をもらえる見込みはなく、退職前と比べてお金の悩みが大きくなると思われます。

真っ先に心配になる「お金」のことですが、例えば下記の事を想像してみてください。

  • 今の貯蓄だと何ヶ月無収入でも生きていけるのだろうか?
  • 退職後、最短でいつ仕事が来て、いくら収入が貰えるのだろうか?

フリーランスになった途端、こういった悩みがとてつもなく大きなもののように感じられます。世間は何かと「フリーランス最高!」と言われていますが、「会社を退職→フリーランス」という道は、結構いばらの道です。

しかも管理人の場合、困った時に周りに頼れるのは自治体ぐらいしかありません。このような状況で、果たしてフリーランス活動を初めていいのでしょうか…?

コーヒーさん
コーヒーさん
安定した会社を辞めた途端、すぐに「河川敷生活」に直行しそうな予感…。

普段は能天気な管理人ですが、これはさすがに焦りを覚えました。

そして、半年前から自分の今の「支出」や「貯蓄」について、見直すようになったのです。

退職する前に現在の「支出」を見直そう

退職後、お金の不安を少しでも軽くするため、退職前には必ず「自分の支出」について見直すことをお勧めします。退職後の日々の生活はもちろんのこと、独立後ならではの「支出」もあるためです。

少しでも出費を抑えてムダ金を無くすためにも、まずは、今の支出を見直すことが必要です。

そんなこんなで、退職を決めた半年前から「お金」にまつわる書籍もたくさん読みあさってきました。お金はどこから発生して、どこへ消えていくのか…、超基本的なところから勉強し直してみました。

ワインさん
ワインさん
お金の流れって、義務教育だとなかなか学びませんしね。

今まで読んだお金に関する本では、下記の「お金の超基本」が1番分かりやすかったです。

この本には、私が知りたかった、「お金とは?」から、「稼ぐ」「納める」「貯める」「使う」「備える」といった大項目が、事細かにわかりやすく説明されています。

そして、なんといっても、挿絵を描いているイラストレーターさんが素敵です!シンプルな絵柄ですが、とてもわかりやすく描かれているんですよ!
少ない線でこんなにわかりやすく表現できる方が本当に羨ましいです!

コーヒーさん
コーヒーさん
そんなにイラストについて熱く語ってるのって、もしかして、買った理由の半分はイラストを見たかったからなんじゃない?

詳しくは上記の本にも載っていますが、会社員が会社を退職すると、今まで会社に任せて支払ってもらったあれこれも、自分で行わないとなりません。
今もらっているお給料は、その分を差っ引いたお給料だと思いますが、そうなると、差っ引く前のその分の支出も考えなければいけません。

ワインさん
ワインさん
会社では、「控除社会保険や税金など)」がありますからね。自分の支出が本当はいくらなのか、把握しにくいものです。

そうなってくると、退職後の不安はますます大きくなるばかりです。

支出を見直しやすいお金

では、支出を抑えるためには、何を削ればいいのでしょうか?順に説明していきましょう。

保険料(社会保険料ではない自分で選んだ民間の保険)

人生の三大買い物ともいわれる「保険」。「」と「」に次ぐ大きな買い物と言われています。毎月の支払い額だけみるとそんなに痛くないと思っていても、通算で支払う額を見てみるとかなりの金額を払うことになります

コーヒーさん
コーヒーさん
例えば、毎月5,000円1年間払うと「60,000円」。それを25歳から定年の65歳まで払うとなると、40年×60,000円=2400万円!
家が建っちゃうよ!

数字で表すと、かなりえげつないですよね?

この保険料について、私は昨年の夏に見直してきました。
保険料を見直した結果、現在独身の身でありながらも、毎月多くの保険料を支払っていました
保険の加入時に窓口のお姉さんの話を聞き流していましたからね・・・。「とりあえず保険に入っとけばいいや」とか「この人話長いなー」って思いながら(笑)
保険の内容と料金について、いかに理解していなかったことが明るみに出ました。

ワインさん
ワインさん
保険屋さんのいいカモですね。何も知らない高卒あがりの子に「入ったほうがいいですよ!」って言って、過剰すぎる保障がついた保険に加入させていく、っていう手段ですよ。(保険屋さんも商売ですからね)

家族が出来れば、それ相応の保険入っていた方が安心ですが、おひとり様の場合、ガッチリした保険は必要ありません。

万が一ケガなどをした場合、私たちが支払っている年金から支払ってもらうこともできます。ご存じでしたか?

障害基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法

支給要件:国民年金に加入している間に、障害の原因となった病気やケガについて初めて医師または歯科医師の診療を受けた日(これを「初診日」といいます。)があること。

引用:日本年金機構:https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150514.html

使えるものはつかいましょう(笑)

公共料金

電気」、「ガス」、「水道」。ライフラインになるのでそんなにごっそり節約はできませんが、細かいところで節約できる箇所がいっぱいです。

よく言われるのが、電気は「つけっぱなしにしない
ガスは「シャワー出しっぱなしにしない」、「必要以上に温度をあげない
水道は、「水を出しっぱなしにしない」「風呂水を洗濯に使う
地味なようですが、1年で見ていくと馬鹿にならない出費です。生活に支障が出ない程度に節約していきましょう!

通信料

毎月のスマホ代って、大手会社になると結構お高めですよね。
これは、「格安スマホ」に切り替えるだけで月々の携帯料金を大幅に減らすことができます!

既存の料金と格安スマホにした場合の料金、比較できるサイトがたくさんありますので、そちらを検索して頂ければと思います。
私もそろそろ格安スマホにしようと思いますが、「忙しさ」を理由に、未だに踏み切れてなかったり…。

ワインさん
ワインさん
そんなに忙しかったら、ワインを飲む時間をその時間に当てればいいんじゃないですか?
コーヒーさん
コーヒーさん
そんなのダメだよ。1日の貴重な癒しのひとときなんだよ。許してやって。

車の維持費用

自家用車は家にあるけど、あまり運転しないという方は、思い切って自家用車を手放すという方法もあります。

車1台を所有しているだけで、毎月のガソリン代、2年に1度の車検代、年1の自動車税、12か月曜日点検の費用、その他諸々の費用が重くのしかかります。はっきり言うと、ほとんど「税の塊」みたいなものです。なんでも、海外と比べてもかなり高いのだとか。

田舎暮らしの場合はなくてはならないですが、車をあまり使用していない方は、公共機関を使う必要の都度レンタカーを借りるなどの方法をとった方が安上がりになるかもしれません。

無理に削らない方がいい支出もある

ただし、支出の中には無理に削らない方がいい費目もあります。それは「食費」です。

こと食費に関しては、生きることに直結することなので、過度な節約は厳禁です!

私も何度か食費の節約生活を体験してきました。3日間「豆腐」生活をしたり、夕方カップラーメン1食だったり···。

ワインさん
ワインさん
これは、貯金が無かった時の話ですね…。

自分が食べたものは、巡り巡って必ず将来に響きます。豆腐生活を1週間も続けようものなら、たちまち体を壊してしまいますし、爪や髪の毛づやが目に見えるほど悪くなります。

他の支出については存分に削っても大丈夫ですが、「食費」に関しては無理のない節約をしましょう。節約のために体を壊しては「本末転倒」です!

ただし、「毎日外食してます!」という方の場合は、話が変わってきます。外食1回のお金で、1日3食分の自炊が出来るはずです。自炊を積み重ねていけば、自炊の方が圧倒的に支出を抑えられます。

「娯楽費」は削りすぎない

ただでさえ節約してカツカツ生活なのに、その上趣味のお金も節約していてはストレスが溜まっていきます。これでは、いつか必ず「節約のリバウンド」がやってきてしまいます。

そんな生活はつまらないので、ある程度の「娯楽費」は必要です。(ある程度です)私であれば、読書が好きなので本を買うお金を「娯楽費」として使っています。

月に使う予算をあらかじめ考えておき、その予算内で自分を鼓舞していきましょう!

浮いた費用は「貯金」して「貯蓄する」

節約で浮いたお金は、「貯金」をして将来のために備えておきます。
ただし、ある程度「貯金」が溜まったら、「貯蓄」に切り替えることをオススメします。

ここで言う「貯金」は銀行にお金を預けることですが、お金を「貯蓄」して株や投資信託に回していけば、「お金が勝手に働いてくれます

コーヒーさん
コーヒーさん
勝手に働いてくれる?どうゆうこと?
ワインさん
ワインさん
「株」って、素人が手を出せない危ないもの・・・っていうイメージがあるのですが・・・。

いえいえ、「株」ならまだしも、株の運用をプロに任せる「投資信託」形式であれば、危ないものではありません。むしろ、プラスしかない・・・!?
ここらへんの「貯蓄」の話は、次回以降詳しくお話ししていこうと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
毎月安定して貰っていたお給料が、来月から不安定になる、いや無収入になってしまう・・・。
安定してお給料をもらっていた方にとっては、これほど不安なことはないでしょう

退職前の今の安定した時期に「自分の支出」を見直すことがとても重要です。主に削りやすい費目は、保険通信費公共料金自動車関連などです。
逆に、「食費」に関しては無理に削ってはいけません。命を繋ぐ大事な支出ですので、自分に見合った節約を行いましょう。

その節約で浮いたお金は、将来のために「貯金」や「貯蓄」を行いましょう。ある程度持っていれば安心です。

支出の計算については、家計簿で記録する手段もありますが、今ではアプリの家計簿などもあります。
ざっくりとした計算でもいいので、フリーランスに限らず収入が増減しそうな方は、ぜひ、自分の支出を計算してみてください!

それでは!